元ドリーム・シアターの
マイク・ポートノイ(Mike Portnoy) は今年3月、ペンキ缶やゴミ箱の蓋で構成される自作のドラムセットで
ドリーム・シアター(Dream Theater) 等をカヴァーしているインドネシアの男性ドラマーに新しいドラムセットをプレゼントすることを約束。それから3か月、ついに男性の元にドラムが届けられています。
このインドネシアの男性ドラマーの名前はデデン・ノイ(Deden Noy)。ドリーム・シアターやラッシュなどの楽曲を自作のドラムセットでカヴァーしている映像が話題となっていました。
そんなデデンに、ドラムセットを贈るための資金を集めるクラウドファンディング・キャンペーンが2020年に開始。クラウドファンディングのGoFundMeで、彼にドラムセットを贈るための資金を集めるキャンペーンを開始した発起人のレナン・サンチェスは、同サイトでこう説明しています。
「数日前、Facebookでデデンに出会った。ミュージシャンであり、ドリーム・シアターの大ファンである私は、デデンの忍耐力とスキルには本当に驚かされました。彼は、このような状況でも、人間が美しいことをできるという証拠です。ビデオの中で、彼は“Dance Of Eternity”を演奏していますが、これはテクニックや拍子記号の変化を考えると、間違いなく演奏するのが最も難しい曲の1つです。
デデンはインドネシア西部に住んでいて、一番近い楽器店はジャカルタまで車で20時間かかります。私たちは彼をそこに連れて行ってくれる人を手配することができました。私はどうしても彼に素晴らしいドラムセットを贈りたいのです」
しかし、キャンペーンは目標額の1000ドルに達せずにいました。が、この話を聞いたマイク・ポートノイが支援を表明。ポートノイは3月にSNSでこう報告していました。
「過去数週間、デデン・ノイが自作のドラムセットで俺の曲を演奏しているというリンク付きのメッセージを世界中の人々から何百件(おそらく数千?)も受け取ったんだ。彼の才能は本当に素晴らしいもので、Tama(ドラムブランドTAMA Drums)とSabian(シンバルブランドSABIAN Cymbals)の素晴らしいサポートのもと、彼に新しいセットとシンバルを用意しているところです」
それから3か月、ポートノイが手配したTama Superstarドラムセットが、ついに目的地に到着したことを、ポートノイとデデンがそれぞれSNSで報告しています。
ポートノイは
「僕たちが手配したドラムがようやくデデン・ノイの元に届いたことをとても嬉しく思います。彼の話は刺激的で、彼とドラムの贈り物を共有できたことをとても嬉しく思います。この実現に向けてサポートしてくれたTama DrumsとSabian Cymbalsの皆さん、本当にありがとう」
デデンは
「僕のアイドル、マイク・ポートノイからプレゼントされたドラムセットTama Superstar Classicが届きました。Tama Drums、Sabian Cymbals、そして僕の友人たちのサポートに感謝します。今日、僕は世界で一番幸せな人間です」
とそれぞれ書いています。
【update:2021/06/16 23:36】
デデン・ノイは新たにマイク・ポートノイからプレゼントされたドラムセットの演奏映像を公開しています
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以下はデデン・ノイによるパフォーマンス映像
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