Wallet lost 46 years ago returned to Calif. woman
米国の古い映画館の改装工事をしていた従業員は作業中に地下室で財布を発見。中には1973年のグレイトフル・デッドのコンサート・チケットやビンテージ写真など70年代の遺物が詰め込まれていました。運転免許証もあったのでSNSにこの人物を知っている人はいますか?と投稿したところ、このメッセージは瞬く間に広まり、財布の持ち主が判明。46年ぶりに元の持ち主に財布が戻っています。このストーリーをAP通信などが報じて話題に。ニュース映像あり。
米カリフォルニア州ベンチュラにある古い映画館「マジェスティック・ベンチュラ・シアター」の改装工事をしていた従業員のトム・スティーブンスは、1973年に行われたグレイトフル・デッドのコンサートチケット、詩、ビンテージ写真、1976年に有効期限が切れたカリフォルニア州の運転免許証など、20世紀のあらゆる遺物が詰め込まれた財布を地下室で見つけました。この免許証の持ち主はコリーン・ディスティンという人物で、この財布の元の持ち主を探す手掛かりになりました。
彼は映画館のFacebookページにメッセージを投稿しました。
「コリーン・ディスティンを知っている人はいますか?メンテナンス中に彼女の財布を見つけました。人の写真がたくさん入っていて、その時代の超かっこいい写真もあります。欲しがる人がいるかもしれない。もしそうなら、あるいはコリーンを知っているなら、私たちに連絡してください」
このメッセージは瞬く間に広まり、現在もベンチュラ郡に住むディスティンはすぐにその情報を知りました。
AP通信によると、ディスティンは、ネット上の多くの人々から連絡を受け、ソーシャルメディア上でこの投稿について問い合わせを受けたという。彼女は、投稿から数時間後に、その財布は自分のものだと答えました。
ディスティンによると、彼女が20代前半だった1975年に、この映画館で財布を紛失したという。財布は、映画館の床に置いてあった彼女のハンドバッグの穴から落ちたのではないかとのこと。当時、彼女の財布には200ドルの小切手と家族の写真が入っていました。
ディスティンは「翌日、なくなっていることに気づいて電話したのを覚えています」と話しています。
財布を取りにきた彼女は「タイムカプセル」を開けたようだと言い、「震えが止まらない」「本当に素晴らしいです」と財布を見ながら話しています。