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デフ・レパードのリック・アレン、アルバムのラフミックスやスタジオセッション音源がオークションへ 左腕切断後の練習音源も

2021/04/21 17:02掲載
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Rick Allen (Image credit: Ethan Miller/Getty Images)
Rick Allen (Image credit: Ethan Miller/Getty Images)
デフ・レパード(Def Leppard)のドラマー、リック・アレン(Rick Allen)の元ガールフレンドであるミリアム・バレンセンは、バンドのアルバム『On Through the Night』や『Hysteria』の初期録音を含むアレンのカセットテープ等をオークションに出品しています。

彼女は1984年にアレンと出会い、1984年12月31日にアレンが交通事故を起こし、左腕を切断する重傷を負った時、同乗していました。二人は1991年まで一緒に過ごしました。

事故後、敬意を知ったシモンズ社がアレンの両足・右腕だけでも演奏が可能なカスタマイズのエレクトリック・ドラムを製作。アレンは猛練習に励み、これを使いこなせるまでになり、1986年にイギリスで行われたデフ・レパードのライヴで復帰しました。

Gotta Have Rock & Rollオークションは4月23日まで開催され、アルバムのラフミックスやスタジオセッションのカセットなどが出品されます。中には、アレンがステージに戻る前に、仲間のドラマーであるジェフ・リッチの助けを借りて演奏を学び直している様子や、翌年にオランダで行われた1,000人規模の親密なショーで演奏している様子を聴くことができるカセットもあります。

また、サイン入りの写真、個人的なメモ、バックステージ・パス、ドラム・セットアップのメモ、ステージで着用した服なども出品されています。

彼女は、個人のコレクターから申し出を受けるまで、これらを売ることを考えたことがなかったという。彼女は、今回のオークションで得た資金で、エジプトの野犬を保護する非営利団体「Baladi Foundation」を設立する予定です。

Gotta Have Rock & Rollオークションは「購入者にはカセットをコピーまたは配布する権利がない」と説明しています。

■Gotta Have Rock & Rollオークション・ページ:
https://www.gottahaverockandroll.com/Category/Def_Leppard_Rick_Allen_Collection-721.html