HOME > ニュース >

トーキング・ヘッズ『STOP MAKING SENSE』劇場公開決定

2021/04/13 18:00掲載(Last Update:2021/04/13 18:02)
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Talking Heads - Stop Making Sense
Talking Heads - Stop Making Sense
デヴィッド・バーン(David Byrne)によるブロードウェイ・ショー<David Byrne’s American Utopia>を記録したスパイク・リー(Spike Lee)監督のコンサート映画『アメリカン・ユートピア(原題:David Byrne's American Utopia)』。日本での劇場公開を記念してトーキング・ヘッズのコンサートフィルム『STOP MAKING SENSE』の劇場公開が決定。渋谷シネクイントにて4月30日(金)より1週間限定で上映されます。

以下インフォメーションより

渋谷系カルチャーの出発点となったコンサート映画の金字塔!
あの伝説が渋谷に再び降臨!

84年、若者たちは個性に目覚め始め、映画業界も娯楽映画からインディペンデント映画へ注目が集まり出す空気の中で、日本における“ミニシアター映画の夜明け”を明確に告げたのがこの『STOP MAKING SENSE』だ。
吉祥寺バウスシアターでのロードショーが発火点となってから、レイトショー上映にも関わらず、渋谷では渋谷公園通りには長い行列ができるほどだったという。
劇場では曲の切れ目には拍手が起こり、我慢できなくなった観客が上映中にも踊り出すほど。実際にコンサート会場にいるような気分にしてくれたのだ。
アートスクール出身のメンバーたちが織りなす最小限の小物と照明を駆使し表現される都市生活者の孤独や狂気―――音楽と映画がクロスオーバーし、そしてトーキング・ヘッズのフロントマン、デイヴィッド・バーンが「Girfriend Is Better」で着用する“ビッグスーツ”はその後長きに渡り彼の代名詞にもなるほどファッションにも大きな影響を与え、カルチャー感度の高い若者たちは熱狂した。
トーキング・ヘッズの人気を不動のものとしたこのコンサート映画の金字塔ののち、監督の故・ジョナサン・デミは名作『羊たちの沈黙』を手がけることになる。
レイトショー上映で1億円という驚異的な興行で大成功を収め、その後に繋がるミニシアター映画の隆盛とカルチャーの発信基地としての渋谷のイメージを決定的にした。
また2000年にはリバイバル上映、2017年には「爆音映画祭」でも上映が組まれるなど時代を超えて愛される作品が、2021年再び渋谷に降臨する!

『STOP MAKING SENSE』から『アメリカン・ユートピア』へーー
トーキング・ヘッズの代表曲「サイコキラー」から始まる『STOP MAKING SENSE』。
白いスニーカーの足元にはラジカセ。
デイヴィッド・バーンだけがステージに登場するオープニングから、1曲ごとにメンバーが増えていき、サウンドが分厚くなっていく。
シンプルなステージ、振り付け、ダンス・・・そこには37年の時を経て辿り着いた『アメリカン・ユートピア』との共通点が散りばめられている。
演奏される「This Must Be The Place」や「Once In A Lifetime」「Burning Down The House」など、同じ曲でありながらも、混迷と分断に悩める現代において、全く違う意味を持って響いてくる。
ぜひ『アメリカン・ユートピア』を見る前の予習・復習にもどうぞ!

■『STOP MAKING SENSE』
エネルギーに溢れ、躍動感に満ちた最盛期のトーキング・ヘッズ。
NYのパンクのムーヴメントから始まり、ブライアン・イーノを経てバーニー・ウォーレル(ファンカデリック=パーラメント)へと至る音響とリズムの進化の中で、かつてない新たな音楽が出現した。
世界を席巻したそんな彼らの音楽を、後に『羊たちの沈黙』を撮ることになるジョナサン・デミが捉えた画期的なコンサート・フィルム。
デミの天才的で美しい映像表現とバンドの爆発力で心躍る刺激的な音楽に溢れた本作は、「ロック映画の最高傑作!(ローリング・ストーン誌)」とまで評価され、日本でも大ヒット、これまで何度かリバイバル上映されてきた。
1983年12月にLAで行われた3回のライヴを撮影し、トーキング・ヘッズの数々の名曲を収録。

バンドメンバーはデヴィッド・バーン、ティナ・ウェイマウス、クリス・フランツ、ジェリー・ハリソンの他、バーニー・ウォーレル、アレックス・ウィアー、スティーヴ・スケールズ、リン・マブリィ、エドナ・ホルトが参加。

監督:ジョナサン・デミ
製作:ゲイリー・ゴーツマン 製作総指揮:ゲイリー・カーファースト
脚本:ジョナサン・デミ、トーキング・ヘッズ 撮影:ジョーダン・クローネンウェス
音編集:ジム・ヘンドリクソン、ナンシー・フォガティ
音楽・出演:トーキング・ヘッズ
©1984 TALKING HEADS FILMS. ALL RIGHTS RESERVED
提供:キングレコード 配給:boid (1984年/88分/アメリカ)



<『STOP MAKING SENSE』上映概要>
上映期間:4月30日(金)〜5月6日(木)の1週間
※上映スケジュールは劇場HPにて発表。
上映劇場:渋谷シネクイント
上映料金:1,200円均一
シネクイントHP:https://www.cinequinto.com/

■『アメリカン・ユートピア』
5月7日(金)TOHO シネマズ シャンテ・シネクイント他全国ロードショー!

監督:スパイク・リー 製作:デイヴィッド・バーン、スパイク・リー
出演ミュージシャン:デイヴィッド・バーン、ジャクリーン・アセヴェド、グスタヴォ・ディ・ダルヴァ、ダニエル・フリードマン、クリス・ジャルモ、ティム・ケイパー、テンダイ・クンバ、カール・マンスフィールド、マウロ・レフォスコ、ステファン・サンフアン、アンジー・スワン、ボビー・ウーテン・3世
2020年/アメリカ/英語/カラー/ビスタ/5.1ch/107分/原題:DAVID BYRNE`S AMERICAN UTOPIA/字幕監修:ピーター・バラカン 公式サイト:americanutopia-jpn.com
©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
ユニバーサル映画 配給:パルコ 宣伝:ミラクルヴォイス