Nirvana: Never Mind the Photos
ニルヴァーナ(Nirvana)『Nevermind』発売30周年を記念して、同作のアルバム・カヴァーやプロモーションのために撮影された写真を初めて一冊にまとめた写真集『Nirvana: Never Mind the Photos』が海外で発売決定。『Nevermind』発売からちょうど30年を迎える2021年9月24日に英国のACC Art Booksからリリースされます。
この本の著者であるカーク・ウェドルは、水中撮影を専門とする写真家で、『Nevermind』のアートディレクターであるロバート・フィッシャーから依頼を受けました。ウェドルはすぐに仕事に取り掛かり、数日間でアルバムの象徴的なジャケット・カヴァーだけでなく、当時使われなかったバンドのプロモーション写真も制作しました。それらはすべて、この本の中で再現されています。
アルバム・カヴァーやプロモーションのフォトセッションの写真全体が出版されるのは今回が初めて。全部で150枚のカラーおよびモノクロ写真を掲載。その多くが未公開のものです。
この写真集では、赤ちゃんが釣り針にかかった1ドル札に向かって浮かんでいる象徴的なアルバム・カヴァーのために水中で赤ちゃんを撮影することがいかに困難であったか、またプロモーションショットのために水中でバンドを撮影することがいかに困難であったかを検証しながら、写真家がこの日の思い出を約150枚の写真とともに語っています。
また本書には、米Modern Rocks Galleryのオーナーであるスティーヴン・ウォーカー、ジャーナリストのスティーヴ・フェアクロウ、アルバムのアートディレクターのロバート・フィッシャー、カート・セント・トーマス(バンドを最初に流したラジオDJ)などが寄稿し、ウェドル自身の解説と合わせて、世界で最も象徴的なイメージの一つを祝福する、他に類を見ない書籍となっています。