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坂本龍一音楽担当 フランス映画『約束の宇宙(そら)』サントラ発売決定 坂本龍一コメント&特報公開

2021/04/12 17:00掲載
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約束の宇宙(そら) ⒸCarole BETHUEL ⒸDHARAMSALA & DARIUS FILMS
約束の宇宙(そら) ⒸCarole BETHUEL ⒸDHARAMSALA & DARIUS FILMS
坂本龍一が音楽を担当したフランス映画『約束の宇宙(そら)』【原題:Proxima】。オリジナルサウンドトラックが4月14日にデジタル配信リリース決定。リリース元はcommmons。

サウンドトラックにも収録されている楽曲「Embarkment」を使用した坂本龍一 ver.特報が公開されています。

また本作へ寄せられた坂本龍一のコメントは以下の通り。

アメリカのエージェントからこのような映画があるが、興味があるかと聞かれ、なかなか面白そうだと思った。
監督が女性であること、主演も女性であり、内容は母と娘の話なので、主要な部分は全て女性だ。
#metoo運動以降多く取り上げられるようになったとはいえ、まだまだ女性による映画は少ないので、サポートしたいと思った。
エヴァ・グリーン演ずる女性宇宙飛行士についての映画だが、内容はSF的なものではなく、母親と小さな娘の関係が中心だ。
働く母親と子の複雑な関係は世界的な問題で、悩みを抱えた母親は多いので多くの女性たちの共感を得られるだろう。
そのような内容なので、音楽は僕のなかでは特に女性的な優しさを強調したもので、珍しく実際の人による合唱も使った。

音楽家 坂本龍一


アリス・ウィンクール監督は「ドキュメンタリー作品『Ryuichi Sakamoto:CODA』の音楽が印象に強く残っていました。自然の音を捉えるなどの繊細なトーンが本作のイメージと重なり、シナリオを送りました。…引き受ける、という返事をもらった時は本当にうれしかった」と振り返っています。



■『約束の宇宙(そら)』
4月 16 日(金)TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー!

エヴァ・グリーン主演×『裸足の季節』(15)の脚本が絶賛で迎えられたアリス・ウィンクール監督により、かつてない斬新な視点で女性宇宙飛行士の葛藤と親子の絆を描き出す『約束の宇宙(そら)』。

完璧主義者で愛情豊かな主人公・サラを演じたのはエヴァ・グリーン(『007/カジノ・ロワイヤル』『ダンボ』)。共演に、マット・ディロン(『クラッシュ』『ハウス・ジャック・ビルド』)、ザンドラ・ヒュラー(『ありがとう、トニ・エルドマン』)、ラース・アイディンガー(『パーソナル・ショッパー』)という欧米の実力派俳優が集結。内に秘めた情熱とごく普通の母の横顔を持ちながら、宇宙飛行士たちの知られざる訓練や壁にぶつかりながらも懸命に夢を追い、母と娘がともに成長をしていく。今日的でタフなしなやかさを体現したあたらしいヒーローの姿に迫る人間ドラマ。

【STORY】

フランス人宇宙飛行士のサラ(エヴァ・グリーン)は、欧州宇宙機関(ESA)で、長年の夢だった宇宙へ行く事を目指して、日々訓練に励んでいる。物理学者の夫とは離婚し、まだ7歳の娘ステラと二人で暮らしている彼は、“Proxima(プロキシマ)”と名付けられたミッションのクルーに選ばれる。大喜びの彼女だったが、このミッションに旅立てば、約1年もの間、娘と離れ離れになる。過酷な訓練の合間に、娘は母と一つの約束をする。「打ち上げ前に、2人でロケットを見たい」と。母は約束を果たし、無事に宇宙へ飛び立てるのか。

監督&脚本:アリス・ウィンクール 『博士と私の危険な関係』(監督)、『裸足の季節』(脚本)
出演:エヴァ・グリーン 『007 カジノ・ロワイヤル』『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『ドリーマーズ』
マット・ディロン 『クラッシュ』『ドラッグストア・カウボーイ』『ハウス・ジャック・ビルト』
ザンドラ・ヒュラー 『ありがとう、トニ・エルドマン』『希望の灯り』
音楽:坂本龍一
2019年/フランス/107分/フランス語・英語・ロシア語・ドイツ語 配給:ツイン 後援:JAXA 協力:Vixen

公式サイト:http://yakusokunosora.com/


以下は以前に公開された映像

日本版予告編映像


海外版トレーラー映像