ジャマイカのレゲエDJ／トースター　U-Royが死去

ジャマイカのレゲエDJ、U・ロイ（U-Roy）が死去。英国の新聞ガーディアンによると、Trojan Recordsの代表が亡くなったことを確認しています。死因はまだ公表されていません。78歳でした。

U・ロイは1942年ジャマイカのキングストン生まれ。本名はエワート・ベクフォード（Ewert Beckford）。愛称はダディ、ジ・オリジネーター他。

U・ロイは、レゲエやダンスホールのビートに合わせて、会話やリズミカルなスピーチを行う「トースティング」技法を完成させた先駆者の一人。このトースティングというスタイルは、後のラップのルーツになったと言われており、U・ロイはしばしば「ラッパーの元祖」と評価されている。

U-Royは約20枚のレコードをリリースし、トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズのグラミー賞受賞アルバム『True Love』にも貢献した。彼はジャマイカの音楽シーンに影響を与えたとしてジャマイカ政府から勲章を授与された。