フェア・ウォーニングのトミー・ハート＆元ヨーロッパのキー・マルセロの新バンド　デビュー・アルバム発売

OUT OF THIS WORLDとは、FAIR WARNINGと、元EUROPEの伝説的、その1stアルバムのタイトルだ。このアルバムは、ロン・ネヴィソン（KISS、BAD COMPANY、OZZY OSBOURNEなど）によってミキシングが施された。キーとは、1988年のEUROPEの傑作4thアルバム『OUT OF THIS WORLD』のプロデューサーを務めて以来、実に33年ぶりの共同作業である。また、4曲でDEEP PURPLEのドン・エイリーがキーボードをプレイしている。

トミー・ハートとキー・マルセロについて何が言えるのだろうか。メロディック・ロック／ハード・ロックというジャンルにおける最高のチームのひとつである。トミーの声は、歳を重ねるほどに磨かれ、メロディアスと癒しを感じさせる。キーも同様に、近年で最も記憶に残る最高のメロディとリフを描いている。

バンドを活性化させただけでなく、過去のサウンドスケープをも取り入れたサウンドをもたらしたロン・ネヴィソンのおかげで、実に素晴らしいサウンドとなった。現代的サウンドと往年のサウンドを同時に盛り込んだのだ。

"Twilight"と"Lightning Up My Dark"といった名曲、時代を越えるシャッフル賛歌"Warrior"、素晴らしいバラード"Only You Can Teach Me How To Love Again"だけでなく、この美しきすべての楽曲は注目に値する。このアルバムには、往年のFAIR WARNINGやキーがいた時代のEUROPEのファンが求めるもの、すべて含まれている。

ベーシストのケン・サンディン（ALIEN）、ドラマーのダービー・トッド（ROBERT PLANT、GARY MOOREなど）という最高のリズム・セクションが参加したOUT OF THIS WORLD は、10曲の輝かしいロック・ナンバーだけでなく、トミーとキーによる”Not Tonight”のスペシャルなアコースティック・ヴァージョンを日本盤ボーナス・トラックとして収録。また、日本リリースの完全限定盤にのみ、2018年にドイツ・HEAT FESTIVALに前身のKEE OF HEARTSとして出演した際の音源全10曲を完全収録したフル・ライヴCD『LIVE FROM THE HEAT』を同梱。ファンがお気に入りのEUROPEやFAIR WARNINGの名曲に加え、KEE OF HEARTSの曲も3曲収録。スタジオ・アルバムとライヴ・アルバムの2作品が楽しめる。