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ラッシュのゲディー・リー、亡くなってから1年経ったニール・パートについて語る

2021/01/30 19:08掲載
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Rush
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ラッシュ(Rush)ゲディー・リー(Geddy Lee)は、亡くなってから1年経ったニール・パート(Neil Peart)について米ローリングストーンズ誌のインタビューで語っています。

ゲディーはニールとリズムセクションとしてプレイしたことを「僕の人生の大きな喜びの1つだった」と話し、ニールについて畏敬の念を抱いていることを明かしています。

「彼のようなミュージシャンには会ったことがない。彼は最高レベルのモンスター・ドラマーだった。僕は何人かの偉大なミュージシャンに会ったことがあるけど、毎晩ステージ上で彼のソロでの即興演奏を見るのが楽しみでした」

「彼が毎晩ドラムソロの一部として即興を加えることを決意したとき、演じる複雑さのレベルから彼にとって大胆で勇敢な一歩だった。そのレベルで演じるミュージシャンをあまり知らない。だから、僕はいつも彼のために目立たないようにプレイしようとしていた。彼も僕と同じことを言うだろうけど、もちろん、僕はいつも“いやいや、君についていくよ”と思っていた」

「(ニールは)自分のためにとても高いハードルを設定していたんだ。彼の体が彼を失望させ始めたとき、彼はそれを裏切るのではないかと心配していた。彼は本当にそのことを大事にしていたんだ。彼はいつも、自分の子供を失望させたくないと言っていた」

またインタビューでは、バンドがまだツアーをしていた時のニールの健康問題についても話しています。

「彼は(40周年記念)ツアーで苦労したんだ。彼はたくさんの奇妙な問題、身体的な問題、感染症にかかりやすい傾向があった。彼はとてもストイックだった。足を引きずっているのを見ると“どうしたんだ?”って思うんだろう...でも、彼の場合は、風邪をひいているのかどうかまで推測しなければならなかった。彼は僕とは正反対だった。僕の場合、僕が何か悪いことをした時、誰もが僕が何か悪いことをしていることを知っている」

ゲディーは、ラッシュはコンテンツのほとんどをリリースしており、他には何もないことを繰り返し述べています。「何もないよ。何も残っていない。途中まで完成したデモがどこかにあるかもしれないけど、途中で“この曲は最悪だな”と思って、決して作れなかった。...それらの中には、ドラムが入っている段階ではないものもあるかもしれない」