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松本 隆50周年記念番組『風街ちゃんねる』 第2回『「はっぴいえんど」と日本語のロック』1月23日配信

2021/01/21 18:00掲載
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〜松本 隆 作詞活動50周年記念オフィシャル・プロジェクト〜風街ちゃんねる 第2回「はっぴいえんど」と日本語のロック
〜松本 隆 作詞活動50周年記念オフィシャル・プロジェクト〜風街ちゃんねる 第2回「はっぴいえんど」と日本語のロック
「松本 隆 作詞活動50周年記念オフィシャル・プロジェクト」のWEB配信番組『風街ちゃんねる』。1月23日(土)20:00より第2回『「はっぴいえんど」と日本語のロック』の配信が開始されます。

今回は、アルバム『はっぴいえんど』通称"ゆでめん"のディレクターを務めた音楽評論家の小倉エージと、リアルタイムの はっぴいえんど ファンである俳優・ミュージシャンの佐野史郎をゲストに迎え、バンド結成当時のエピソードや初期のレコーディングの様子、松本隆が作詞を始めるきっかけなど、当時の逸話を“ゆるくマニアックに”振り返ります。

松本隆と20年の付き合いという佐野史郎も「今まで聞いたことが無い話が聞けた」と話す第2回『「はっぴいえんど」と日本語のロック』は、チケットぴあにて視聴券販売中です。

トレーラー映像あり



■第2回の番組内容より一部抜粋

<歌詞と数>
レコーディング中、松本隆は言葉の数を指折り数えながら歌詞を書き、歌詞ができていない時は、メンバーに数字で伝えていた。松本隆は「日本語で数を数えると圧倒的に奇数がいい。3と5と7。結局は俳句や短歌と同じ。」「これはビートルズの初期も同じだった。」と、歌詞のリズムを語った。

<筒美京平との出会いと細野晴臣>
バンド結成前に、細野晴臣がバンドの参考として松本隆に色々な曲を聞かせた中に、西田佐知子の「くれないホテル」があった。
普段、歌謡曲を聞かない細野晴臣が「作曲の筒美京平は天才なんだ」と語り、松本隆の頭に“筒美京平”の名前が刻まれた。
バンドが解散し作詞家になった時、松本隆は「まずこの人(筒美京平)に合わなきゃ」と思ったが「歌謡曲の帝王みたいな人にコネもないし、どうやったら会えるんだ?」と悩んでいた。そんな時に「松本くん、ちょっと話を聞きたいのだけど。」と筒美京平から電話がかかってきた。

<日常のひび割れが、詞でありロック>
20歳の松本隆は「なんで“お雑煮”(「春よこい」の歌詞)なんだろう。」「かっこいいロックをやるはずじゃなかったのか。」と思いながら詞を書いていた。松本隆は、自身の詞について「(詞は)日常のひび割れ。日常のひび割れの向こう側に、ユートピアやディストピア、天国や地獄が見える」、「ひび割れが詞だったしロックだった」と語った。

■番組タイトル
〜松本 隆 作詞活動50周年記念オフィシャル・プロジェクト〜風街ちゃんねる

(番組は全6回予定)

■番組内容
第2回 「はっぴいえんど」と日本語のロック
・出演:松本隆 宇賀なつみ <ゲスト>小倉エージ、佐野史郎
・配信開始日時:2021年1月23日(土)20:00〜
 ※アーカイブ配信:2021年2月5日(金)23:59まで

<チケット情報>
・視聴券:1,100円(消費税込み)
・発売日: [第2回]2020年12月12日(土)21:00〜 NOW ON SALE! 
・視聴券販売サイト:チケットぴあ https://w.pia.jp/t/kazemachi/

<配信チケットに関しての注意事項>
本配信はチケットぴあの動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」を使用いたします。
配信視聴券をご購入の際には、「推奨環境・動作確認」の「ULIZA(ウリザ)」をご確認ください。
https://t.pia.jp/pia/events/pialivestream/

<松本隆 作詞活動50周年記念オフィシャル・プロジェクトWEBサイト>
https://takashimatsumoto50.com/

<出演者 プロフィール>
●松本隆
作詞家。
1949年7月16日生まれ、東京都出身。
1969年に細野晴臣、大滝詠一、鈴木茂とともにロックバンド「はっぴいえんど」を結成し、ドラムと作詞を担当。「日本語のロック」を立ち上げ、その後の日本のポップ・ミュージックシーンに多大な影響を及ぼす。
「はっぴいえんど」解散後は作詞に専念し、75年『木綿のハンカチーフ』(太田裕美)のヒットにより注目を集め、81年『ルビーの指環』で第23回日本レコード大賞を受賞。アグネス・チャン、KinKi Kids、近藤真彦、松田聖子、薬師丸ひろ子など400組を超えるアーティストに作詞を提供し、数多くのヒット作品を手掛ける。
作詞活動45周年を迎えた2015年には作詞数が2100曲を超え、オリコンヒットチャート1位を記録した曲は50曲以上、ベストテン入りした曲は130曲を超える。同15年には「風街レジェンド2015」と冠したライブを行った。作詞を手掛けたアーティストが多く出演し、自身も「はっぴいえんど」のドラマーとしてステージに立った。また2016年3月「第66回芸術選奨文部科学大臣賞」、2017年には、クミコwith風街レビュー「デラシネ」では全作詞を手掛け第59回日本レコード大賞優秀アルバム賞を授賞、同年11月には紫綬褒章を受章した。
2018年4月にはシューベルト歌曲集の現代語訳による「白鳥の歌」をリリースしている。

●宇賀なつみ
1986年東京都練馬区出身。2009年立教大学社会学部を卒業し、テレビ朝日入社。入社当日に「報道ステーション」気象キャスターとしてデビューする。その後、同番組スポーツキャスターを務め、「グッド!モーニング」「羽鳥慎一モーニングショー」等、情報・バラエティ番組を幅広く担当。2019年に同局を退社しフリーランスとなる。
現在は、テレビ朝日で「池上彰のニュースそうだったのか!!」や自身初の冠番組「川柳居酒屋なつみ」を担当。2020年4月からはMCを務める、フジテレビ系「土曜はナニする!?」がスタートした他、TOKYO FM 「SUNDAYʼ S POST」やTBS ラジオ「テンカイズ」等、ラジオパーソナリティにも挑戦している。

第2回ゲスト
●小倉エージ
音楽評論家
1946年神戸市生まれ。69年甲南大学卒業後アート音楽出版に入社。URCレコードにおいて中川五郎(『終り はじまる』)遠藤賢司(『niyago』)はっぴいえんど(『はっぴいえんど』)のディレクターを務めた。同時に69年3月創刊の『ニューミュージック・マガジン』(現ミュージック・マガジン)に編集顧問として参画。71年以後、音楽評論家として雑誌、新聞、週刊誌等での執筆活動、音楽番組の構成、選曲を担当。NHK-FMの『クロスオーバー・イレブン』では78年の番組開始以来2001年まで選曲を担当。洋楽、邦楽の大衆音楽を専門に香港はじめ東アジアの大衆音楽も紹介。食文化研究にも取り組みNHK-TV『男の食彩』のキャスターを担当した他、食のエッセイを執筆し、著作を発表してきた。1999年より文化庁芸術祭レコード部門、次いで演芸部門、2002年より芸術選奨大衆芸能部門の審査員等を年度により担当。
近著:『URCレコード読本』(共著、シンコーミュージック 2020)

●佐野史郎
1955年3月4日生まれ。島根県出身。1986年『夢みるように眠りたい』で映画初主演。以後数々の映画・ドラマ・舞台で幅広く活躍。