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灰野敬二 パリ・コレクションでファッションブランドKIDILLとコラボ 映像公開

2021/01/20 17:47掲載
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KIDILL AUTUMN / WINTER 2021-22 COLLECTION “DESIRE”
KIDILL AUTUMN / WINTER 2021-22 COLLECTION “DESIRE”
灰野敬二がパリ・コレクションでファッションブランドKIDILLとコラボレーション。映像がYouTubeで公開されています。

以下インフォメーションより

2021年1月19日〜24日に開催中のParis Fashion Week MENSWEAR FALL-WINTER 2021-2022で発表された日本のファッションブランドKIDILL(キディル)の2021-22AW コレクションに、世界的に活動する音楽家、灰野敬二が音楽担当として出演した。ほとんどすべてのブランドがオンラインでの参加となったパリ・コレクションで公開されたKIDILLのショーでは、ギターアンプの壁に囲まれた灰野のヴォーカルとギターが鳴り響く中で、KIDILLとL.A.を拠点に活動するビジュアル・アーティスト、ジェシー・ドラクスラー(Jesse Draxler)とのコラボレーションによるパンクスタイルのファッションが披露された。

灰野敬二とのコラボレーションについてKIDILLデザイナーの末安弘明はこう語っている。

「このシーズンのショーにおいて、KIDILLの現在形のアティチュードと共鳴する灰野敬二によるライブミュージックは欠かせない要素のひとつです。2021-22AW コレクションがブランドの転機になりうると確信されたわけは、困難な状況であろうとなかろうと、彼のように自身の信念を貫くことにあったからです。」



PARIS FASHION WEEK 公式 オンライン
https://parisfashionweek.fhcm.paris/en/calendar/


灰野敬二(はいの・けいじ)
1952年5月3日千葉県生まれ。アントナン・アルトーに触発され演劇を志すが、ザ・ドアーズに遭遇し音楽に転向。ブラインド・レモン・ジェファーソンをはじめとする初期ブルースのほか、ヨーロッパ中世音楽から内外の歌謡曲まで幅広い音楽を検証し吸収。1970年、エドガー・アラン・ポーの詩から名を取ったグループ「ロスト・アラーフ」にヴォーカリストとして加入。また、ソロで自宅録音による音源制作を開始、ギター、パーカッションを独習する。1978年にロックバンド「不失者」を結成。1983年から87年にかけて療養のため活動休止。1988年に復帰して以来、ソロのほか不失者、滲有無、哀秘謡、Vajra、サンヘドリン、静寂、なぞらない、The Hardy Rocksなどのグループ、experimental mixture名義でのDJ、他ジャンルとのコラボレーションなど多様な形態で国際的に活動を展開。ギター、パーカッション、ハーディ・ガーディ、各種管弦楽器、各地の民間楽器、DJ機器などの性能を独自の演奏技術で極限まで引き出しパフォーマンスを行なう。200点を超える音源を発表し、確認されただけでも1,800回以上のライブ・パフォーマンスを行なっている。
http://www.fushitsusha.com/

KIDILL(キディル)
⽇本・福岡に⽣まれ育った末安弘明(Hiroaki Sueyasu)は、1996年に⼤村美容ファッション専⾨学校を卒業した後、2002 年に渡英。ヴィンテージウェアを解体し、彼が敬愛するパンクエイジのグラフィックアーティストたちの流儀を想起させるアプローチを⽤い、独学で服づくりを体得してきました。2014 年には新たに「KIDILL」を東京で始動します。ブランド名は、カオスの中にある純粋性を意味する造語であり、どんな時節にも、彼の魂がかえってくるところでもあります。1990 年代に体感したロンドンパンクやハードコアパンク、ポストパンク、グランジなどのカルチャーを軸に、現代の新しい精神を⼼に宿した不良たちに向けた服を制作し続けています。
2014-15 年秋冬に東京ファッションウィークでデビューランウェイショーを発表し、2015-16 年秋冬コレクションで第 8 回 DHL デザインアワードを受賞します。2016 年には、ファッションや⾳楽を愛するユースたちが⾏き交う渋⾕・神宮前にフラグショップ「KIDILL ROOM」をオープン。2017 年度 Tokyo 新⼈デザイナーファッション⼤賞では、東京都知事賞を受賞します。近年のコレクションにおいては、2018 年春夏でデニス・モリスとコラボレートして以降、Public Image Limited、Sheila Rock、The Damned、Siouxsie Sioux、Peter Murphy、Jamie Reid、Winston Smith といったデザイナー⾃⾝が敬愛してやまないアーティストやクリエイター、ジャパンデニムを象徴する「EDWIN」といった、精神性を共有することのできるコラボレーターと⼿を組み、刺激的でありながら、彼にとって普遍的な価値を放つものを追求し続けることがスタイルのひとつになっています。「KIDILL」のコレクションは世界 5 カ国の DOVER STREET MARKET で展開されており、東京の TRADING MUSEUM COMME des GARCONS、⾹港の I.T、ロサンゼルスの H.LORENZO、カナダの SSENSE、モスクワの AIR MOSCOW、韓国の TOM GREYHOUND などで販売されています。彼は、2020年春夏からパリでインディペンデントに発表を続けており、2021 年秋冬はパリ・ファッションウィークの公式スケジュールで発表することが決定しています。
http://www.kidill.jp