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デヴィッド・ボウイの息子、30年以上を経て父親からのクリスマス・プレゼントを見つける

2020/12/25 11:00掲載(Last Update:2020/12/25 11:01)
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The Snowman (David Bowie intro)
The Snowman (David Bowie intro)
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)は、1982年に短編アニメーション『スノーマン』が英国でテレビ放送された際、番組の冒頭に登場し、視聴者にこの作品を紹介しています。この時に身につけていたスカーフを、息子で映画監督のダンカン・ジョーンズ(Duncan Jones)が倉庫から発見して、その写真をツイート。これを見た当時のプロデューサーがダンカンに、このスカーフについての逸話を明らかにしています。

『スノーマン』はレイモンド・ブリッグズの絵本をアニメ化したもの。このスカーフは、このアニメを制作した会社の経理部の女性が編んだもので、ボウイは撮影後にクリスマス・プレゼントとして息子に贈ってもいいかと尋ねたそうです。そして今、放送から30年以上を経て息子にプレゼントが届いたようです。

当時のプロデューサーであるブライアン・ハーディングは、このクリスマス・スカーフのストーリーを語っています。

「こんにちは、ダンカン! 私は、あなたのお父さんが出演した『スノーマン』のイントロダクションの撮影をプロデュースしたブライアン・ハーディングです。経緯を覚えていないかもしれませんが、このスカーフはアニメを作った制作会社TVCの経理部の女性が編んだものです」

「彼女はセットに来て、デヴィッドにそれをプレゼントしました。撮影が終わると、デヴィッドはとても丁寧に“息子に渡すためにスカーフを持ち帰っていいか”と尋ねてきました。撮影の出演料はこれだけで、彼は個人的な理由で参加したのだと思います。彼は常に魅力的で、完全にプロフェッショナルでした。スカーフが彼が望んでいた目的地に届いたことを嬉しく思っています。男性から別の男性へと受け継がれたのです」

ダンカン・ジョーンズは「ブライアン、バックグラウンドを教えてくれてありがとう」とクリスマス・スカーフの話を共有してくれたブライアン・ハーディングに感謝しています







■『The Snowman (David Bowie intro)』