ジョン・カーペンター(John Carpenter)監督の“80年代宇宙人モノ3本”を極上音響上映。特集上映<ジョン・カーペンター【極音】>が東京・立川のシネマシティにて決定。『スターマン』は2月29日(土)から3月6日(金)まで、『ゼイリブ』は3月7日(土)から13日(金)まで、『遊星からの物体X』は3月14日(土)から27日(金)まで上映されます。極上音響上映は、作品に合わせて最適な音響に調整して行われる大音量上映のこと。
<ジョン・カーペンター【極音】>
【日時】
●『スターマン/愛・宇宙はるかに』
2020年2月29日(土) – 3月6日(金) 1週間
●『ゼイリブ』
2020年3月7日(土) – 13日(金) 1週間
●『遊星からの物体X』
2020年3月14日(土) – 27日(金) 2週間
会場:シネマ・ツー/スタジオ未定
料金:通常料金 ※各種割引適用
詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
https://ccnews.cinemacity.co.jp/carpenter-goku-on-2020/・・・・・・・・・・・
●『スターマン/愛・宇宙はるかに』
まずは『E.T.』の大ヒットを受けて80年代に巻き起こった「宇宙人って侵略に来るだけじゃないよね」ブームに感化されて作られた、カーペンター史上唯一普通っぽいラブストーリーSF『スターマン/愛・宇宙はるかに』。
2005年に愛知で開催された「愛・地球博」のネーミングの元ネタに違いないヒット作だ。
ストーリーも最高。
かの有名な、宇宙探査機ボイジャーに搭載された、地球外生命に向けて地球の様子を紹介する音声や映像を記録したゴールデンレコードを発見した宇宙人が、友好的だと書いてあるのでお言葉に甘えて地球に行ってみたら、驚くべきことに米軍に撃墜されてしまう。
なんということかと命からがら逃げまどい、近くの家に避難、そこで宇宙ハイテクでその家で死んだ男に姿を変え、その男の妻であった未亡人といろいろあって旅に出て、やがて二人は星を越えた恋に落ちる。だが…というもの。
ほら、観たくなってきた。
…ラブストーリーなのにいつものクセでちょこちょこホラー演出になるのはご愛敬だ。
上映時間確認、Web予約はこちら
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/1892●『ゼイリブ』
続く2本目は「やっぱ宇宙人って侵略しにくるもんじゃない? というか、むしろ侵略され済みじゃない?」という『スターマン』のテーマを4年で完全に忘れ去った、カーペンターの本性全開の大人気カルトSF『ゼイリブ』。
製作30周年を記念して作られたHDリマスター版での上映。
…企画実現が遅すぎて、今年で32周年だけれども。
とにかくこのエイリアンデザインがカッコ良すぎてたまらない。
そして『マトリックス』に先行すること10年の洗脳社会への強烈な皮肉!
これは映画ファンなら観ておくべき。
公式HP
http://theylive30.com
上映時間確認、Web予約はこちら
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/1893 (C)1988 StudioCanal. All Rights Reserved.
●『遊星からの物体X』
そしてトリを務めるのは、『スターマン』に遡ること2年前、もうとっくの10万年前に宇宙人襲来してたって話を作っているんだから、中間の『スターマン』ってなんだったんだ!
宇宙人ってやっぱヤバいじゃん!
この宇宙人デザインが最高すぎて、あの『トイ・ストーリー』で引用されたほど。…『トイ・ストーリー』が、どうかしてるという話もあるが。
今作をモロパク(正しくはオマージュ)したのはクエンティン・タランティーノ監督の『ヘイトフル・エイト』。
『ヘイトフル・エイト』で本作の音楽が流れてたし、同じくエンニオ・モリコーネに音楽を依頼。なのでタランティーノのファンは必見。
公式HP
http://thething2018.jp
上映時間確認・Web予約はこちら
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/1894(C)1982 UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.