オールマン・ブラザーズ・バンド　『At Fillmore East』の2ヶ月前の公演を収めたライヴ盤『Fillmore West 1971』発売、1曲試聴可

オールマン・ブラザーズ・バンド（The Allman Brothers Band）が1971年3月にニューヨークのフィルモア・イーストで行ったコンサートの模様を収めた名ライヴ・アルバム『At Fillmore East』。この公演の2ヶ月前にサンフランシスコのフィルモア（The Fillmore）で行われたオールマン・ブラザーズ・バンドのコンサートの模様を収めたCD4枚組のライヴ・アルバム『Fillmore West 1971』が海外で8月16日発売。

アルバムには、1月29日、30日、31日に行われた3つの公演の模様を、オリジナル・オープンリール・サウンドボード・マスターから収録。

米ローリングストーン誌によると、この音源が収録されたテープはもともと、バンドの元ツアー・スタッフ（Twiggs Lyndon, Joe Dan Petty, Mike Callahan）が所有していもので、オールマン・ブラザーズ・バンドのアーキビストであるカーク・ウェストが探し出しています。マスターテープは長年にわたってクローゼットや屋根裏部屋に保管されていたため、音源の移行や復元には時間を要しましたが、技術の進歩につれて音質は向上しています。

『Fillmore West 1971』のトラックリストは『At Fillmore East』に近いもので、「Statesboro Blues」「In Memory of Elizabeth Reed」「Whipping Post」ほか収録。『At Fillmore East』には未収録の楽曲もあり、「Midnight Rider」「Don’t Keep Me Wondering」「Dreams」「Hoochie Coochie Man」も収録。またインストゥルメンタル・ジャム「Hot ‘Lanta」の初期パフォーマンスも収められ、さらにボーナストラックとして、1970年3月のニューオーリンズ公演から「Mountain Jam」の未発表45分ヴァージョンも収録されます。

この作品からマディ・ウォーターズ（Muddy Waters）のカヴァー「Trouble No More」（1971年1月29日録音）が聴けます