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ピーター・フック、ジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダー時代のベースや革ジャンなどをオークションに出品

2018/11/12 08:16掲載
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Peter Hook
Peter Hook
ピーター・フック(Peter Hook)は、ジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)ニュー・オーダー(New Order)時代に使ったベースやギター、レザージャケット(革ジャン)などをオークションに出品します。

フックとバーナード・サムナーは、1976年にマンチェスターで行われたセックス・ピストルズのライヴに衝撃を受け、バンド結成を決意。それが後のジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダーに繋がるわけですが、今回のオークションには、セックス・ピストルズのライヴの翌日に購入したという、ギブソンのエレクトリック・ベースEB-0のレプリカも含まれています。

英BBCによれば、フックがベースを手にしたのはサムナーから当時「俺がギターを持っているから、ベースギターを手に入れて」と言われたから。フックは「その違いを知らなかった」と回想しています。フックは母親からお金を借りて購入したそうですが、ケースを買うお金はなかったので、店主は2枚の黒いゴミ袋にベースを詰め込み、フックはそのまま、とても誇らしげにバスに乗って帰ったと回想しています。

フックはジョイ・ディヴィジョンのデビューEP『An Ideal for Living』でこのベースを弾き、またバンドの1stアルバム『Unknown Pleasures』ではこのベースを使って曲を書いています。予想落札価格は4,000ポンド(約60万円)。

英BBCによれば、オークションではこのほか、フックがジョイ・ディヴィジョンのアルバム『Closer』で使用したベースとギター、1980年代後半に着ていたレザージャケット、ジョイ・ディヴィジョン「Failures」の手描きの歌詞なども出品される予定です。

オークションの収益の一部は、てんかんであったイアン・カーティスへ敬意を表し、精神保健慈善団Calm and The Epilepsy Societyに寄付されます。

オークションは2019年3月に英マージーサイドで行われる予定です。