クラムボン(clammbon)の伊藤大助と、
高野寛が新バンドを結成。まだバンド名は決定していないものの、早くもツアーの開催が決定。4月から行われます。
これまで幾度となくお互いのライヴを見聞きし、またセッションを行うなど交流を続けてきた、クラムボンと高野寛。そんななか、2012年1月、高野が大助を誘い二人きりのプライベートセッションを行ない、オリジナル楽曲の制作をスタート。高野ソロともクラムボンとも違う、二人でしか表現出来ない世界を構築し、バンド名もリリースも決まらぬうちにツアーの開催が決定したとのこと。
新機軸を打ち出す二人バンド「高野寛+伊藤大助(クラムボン)」。注目を。
去年クラムボンと福岡で一緒になって、セッションした感じがすごく良かった。
僕もクラムボンも、この2〜3年たくさんライブをやってきて、何かが変わったんだと思う。
ソロで弾き語るのはすごく楽しいけど、一方でバンドでロックギターを弾く自分がいて、その両方を同じステージで見せられる機会は、今までなかった。
大ちゃんとセッションしてみて、何だか新しいことができそうだ、と感じた。
いろいろなことを決める前に、ライブで音を育てようと思った。
完成予想図は描いてない。
予想以上のものになるといいなと思ってる。
ツアー中にどんどん変わっていくはずだし、インプロで毎回変わる曲もやろうと思ってる。
それをどんどんネットでシェアして、みんなで楽しむ。
そこからまた、新しい曲が生まれる。
そんな過程すべてがライブ。
皆さんは目撃者。よろしく!
高野寛
去年の長い長いツアー等の活動の中で、「新しくなりたい」と思うようになりました。
今までのことが古くなってしまったとかそういうことでもなく、なにか自分の予想できる範囲を超えたことがしたいと。
そんなタイミングでこの機会がやってきました。
最初のセッションには、不思議なおもしろさがありました。
元々、予定調和でなく、試行もあり、変化や想像力の介入する余地のあるものが好みですが、聴いたことがあるはずなのに?聴いたことがないようなかんじになった?というか...。
ドラムキットのお城に囲まれて安心してしまっていてはつまらない。
飛び出しちゃえ。
気がつけばそんな発想で、音を出す時間になりました。
このかんじを大切に、もともと持っているものも大切にしながら、変化をじゃんじゃん呼び込んで、またさらなる「新しい」を、ツアーの日々の中に見つけていけたらと願っています。
楽しみですね。
伊藤大助