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アルヴァ・ノトの新アルバム『UNIEQAV』がSpotifyで全曲リスニング可

2018/03/30 05:47掲載
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Alva Noto photo: Andrey Bold
Alva Noto photo: Andrey Bold
坂本龍一とのコラボレーションでも知られるアルヴァ・ノト(Alva Noto)ことカールステン・ニコライ(Carsten Nicolai)。単独名義の新アルバム『UNIEQAV』がSpotifyで配信開始。全曲リスニング可



アルバムは海外で3月16日、日本で3月30日に発売。日本盤のみダウンロードコード(アルバム全曲+ボーナストラック「Uni Blue (Live Version)」)付き。リリース元は海外はNoton、日本はp*dis / Inpartmaint Inc.。

2008年の『unitxt』、2011年の『univrs』に続くUni 3部作の3作目。前2作のコンセプトを発展させた作品です。アルバムは全12曲入り。

なお、Uni 3部作はアルバムジャケットを並べると“UNI”のスペルが完成する仕様となっています

以下は以前に公開された音源

「Uni Sub」「Uni Blue」


以下、日本盤インフォメーションより

アルヴァ・ノトが数十年前に東京のクラブ ”UNIT” にブッキングされた際、その環境に応じたサウンドを作り出そうとしたのがきっかけで始まったのが、よりリズミカルなダンスフロア向け作品の出口である《Uni シリーズ》。本作 『UNIEQAV』は、《Uni シリーズ》の前2作『UNITXT』(2008 年)、『UNIVRS』(2011 年)のコンセプトをさらに発展させた続編で3部作を締めくくる作品。それぞれに特徴がありながらも大局的見地の一部である3部作としてのコンセプトは、各アルバムのアートワークにも反映されており、3枚並べるとアルファベットで ”UNI” と綴られる。

「音響的に潜水を表現している』とニコライは今作について説明する。数学、データ、単位システム、グリッド、リズム、コード、 テキスト、言語、スポークン・ワード、DNA、化学技術、自然、そのすべてをインスピレーションと制作に用いて、今作でもアルヴァ・ ノトの持ち味である芸術的で概念的で科学的な深さのあるサウンドを提示する。また、前2作と同様、フランスの音響詩人アン=ジェ イムス・シャトンとのコラボレーションがトラック 9「Uni-Dna」で行なわれている。前2作では、先にシャトンがボーカルトラックを書き、その後ニコライが作曲していたが、今回は順番を入れ替えて、ニコライが先に作ったトラックに、DNA 分子を構成するアミノ酸の情報を朗唱するシャトンのユニークなボーカルアプローチを付け加えた。

煌めくデジタルのスパーク、シンプルで情緒感のあるメロディー、密やかなベースライン、複雑なリズムパターン、重低音ビートな どを、卓越したセンスとテクニックで立体的なサウンドデザインで構築し、ミニマルでメディテイティブな側面とダイナミックでダンサブルな側面が完璧なバランスで混在する唯一無二の音響空間を生み出している。
●『UNIEQAV』

1. Uni Sub
2. Uni Mia
3. Uni Version
4. Uni Clip
5. Uni Normal
6. Uni Mic A
7. Uni Blue
8. Uni Mic B
9. Uni Dna
10. Uni Edit
11. Uni Tra
12. Uni Chord