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『レコード・コレクターズ 2月号』の特集はキング・クリムゾン『セイラーズ・テールズ 1970-1972』

2018/01/06 01:14掲載
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レコード・コレクターズ 2018年2月号
レコード・コレクターズ 2018年2月号
『レコード・コレクターズ 2月号』では、キング・クリムゾン40周年記念ボックス・シリーズの第7弾『セイラーズ・テールズ 1970-1972』を特集。また他の特集として「ローラ・ニーロ」や「リイシュー・アルバム・ベスト10/5」も掲載。1月15日発売
●『レコード・コレクターズ 2018年2月号』

【特集】 キング・クリムゾン『セイラーズ・テールズ 1970-1972』

2009年から始まったキング・クリムゾンの40周年記念ボックス・シリーズ。その第7弾となる『セイラーズ・テールズ 1970-1972』は、『クリムゾン・キングの宮殿』発表後に作詞家のピート・シンフィールドと二人きりになってしまったロバート・フリップが、ロック/ジャズ界の卓越した才能を結集してバンド再建のために奮闘していた時代の記録です。一時はネガティヴな評価もありましたが、即興演奏のマジックを求めた映像喚起力の強い音楽性は『アイランズ』で結実しました。シンフィールドがバンドに果たした役割についても迫っていきます。

■ 5人編成のバンドから、ロバート・フリップ率いるユニットへ(奥村裕司)
■ 英ロック/ジャズ界の卓越した才能を駒のように運用したリーダーの思惑(小山哲人)
■ 全曲ガイド
  『ポセイドンのめざめ』(舩曳将仁)
  『リザード』(坂本理)
  『アイランズ』(坂本理)
  『アースバウンド』(舩曳将仁)
■ 『セイラーズ・テールズ 1970-1972』解説(石川真一)
■ “キーマン”としてのピート・シンフィールドを考察する(赤岩和美)
■ 参加ミュージシャン名鑑(松井巧)


【特集】 ローラ・ニーロ

1970年代に脚光を浴びた女性シンガー・ソングライター、ローラ・ニーロがわずか19歳でデビューしたのは1967年でした。ニューヨークに生まれ、ドゥーワップ、ジャズやクラシックにも影響を受けた彼女は、その早熟な才能を発見されデビュー。ファースト・アルバムにはすでに、後に様々なアーティストに取り上げられてヒットする曲がいくつも収められていました。彼女のファーストとセカンド・アルバムのステレオ/モノラル・ヴァージョンにボーナス・トラックを収録したリイシュー盤がリリースされるこの機会に、彼女の多感な心情が込められた初期の活動に光を当てます。

■ 多様な音楽性を昇華した早熟な女性シンガー・ソングライターの第一歩(中村彰秀)
■ ユニークなポップ・ソングに様々な背景を落とし込むキャリア初期の歌詞(五十嵐正)
■ 全曲ガイド
  『モア・ザン・ア・ニュー・ディスカバリー』(遠藤哲夫)
  『イーライと13番目の懺悔』(青山陽一)
■ 『モア・ザン・ア・ニュー・ディスカヴァリー』の数奇な歩み(石附修)


【特集】 リイシュー・アルバム・ベスト10/5

ニュース等でさかんに言われる好景気ですが、好調なのはリイシューのリリースだけじゃねえか!とお怒りの方もいるかもしれません。暗い世相を吹き飛ばせと、やってきました年のはじめのベスト10/5! ついに禁断の扉が開いてしまったかのような、ビートルズのオリジナル・アルバムのデラックス版を筆頭に、ビットコインがなんぼのもんじゃと、こちらは手にとって楽しめるお宝が目白押しです。本特集を肴に、あれはよかった、これは買わないと、と2017年を振り返って一杯やってみてはいかがでしょうか。

■ 読者が選んだリイシュー・アルバム
■ ロック(大鷹俊一)
■ ロック(萩原健太)
■ リマスター/ハイ・レゾリューション(武田昭彦)
■ オールディーズ(中村彰秀)
■ プログレッシヴ・ロック(松井巧)
■ ハード&ヘヴィ(山崎智之)
■ パンク/ニュー・ウェイヴ(行川和彦)
■ トラッド/ブリティッシュ・フォーク(山岸伸一)
■ フォーク/カントリー(宇田和弘)
■ ロック発掘映像(赤岩和美)
■ ブルース/ゴスペル(小出斉)
■ R&B/ソウル(鈴木啓志)
■ ジャズ(大村幸則)
■ ジャズ・ヴォーカル(高田敬三)
■ 日本のロック(湯浅学)
■ 歌謡曲/芸能(鈴木啓之)
■ ブラジル(駒形四郎)
■ レゲエ(米光達郎)
■ ラテン(山本幸洋)
■ ワールド・ミュージック(深沢美樹)
■ サウンドトラック(上原昭一)
■ 新作アルバム(編集部)


□ 私の収穫 2017
コレクター総勢33名がこの1年間で手に入れたレコードから選りすぐった逸品
□ ワン・ステップ・フェスティバル
黎明期ならではの闇雲な情熱が実を結んだ伝説の国内イヴェントの実像(志田歩)
□ ディスコロヒア
中村とうようの仕事を引き継ぎアップ・デイトする田中勝則主宰のレーベル(小川真一)
□ デイヴィッド・フォスター
AORを代表するプロデューサーが関わった自身のソロ作を含む3タイトル(池上尚志)
□ ヒストリー・オブ・ディキシーランド・ジャズ/スウィング・ジャズ
商業用の初レコーディング100周年を迎えたジャズの歴史を紐解くコンピレーション(後藤幸浩)

ほか