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小沢健二 岡崎京子原作映画『リバーズ・エッジ』で初の映画主題歌書き下ろし

2017/12/01 08:33掲載
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小沢健二、二階堂ふみ、吉沢亮
小沢健二、二階堂ふみ、吉沢亮
小沢健二が、岡崎京子の人気マンガを実写化した映画『リバーズ・エッジ』(2018年2月公開)の主題歌を担当。自身初となる映画主題歌「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」を書き下ろしています。小沢健二のオフィシャルサイト「ひふみよ」では歌詞全文が公開されています。この曲には、主演を務める二階堂ふみと吉沢亮も参加しています。

☆二階堂ふみのコメント
まるで、問いかけるように、思い出を語らうように、寄り添うように、明日に向かう曲を聴きました。『リバーズ・エッジ』へと導く小沢さんの唄は、懐かしい新しい、現在進行形の作品だと思います。

☆吉沢亮のコメント
映画のラストでこの曲が流れて来た時、大切な何かが過ぎ去っていくのをただじっと見守っているような、切なさと温かさが入り混じった感覚に自然と涙が流れました。初めてデモを聴いた時から今日まで、毎日気が付くと頭の中で流れています。

☆行定勲監督のコメント
映画の終わり方として、何かひとつの時代性の総括がほしいと思っていました。「あの時代はなんだったのか」ということを語るのに、岡崎京子を一番理解している人間はメロウじゃなくて感傷的じゃなくて、ものすごく爽やかなんだと。だからこんなにも力強いんだって。僕たちの予想を軽々と裏切ってくる楽曲をとてもすばらしく思いました。



●小沢健二のオフィシャルサイト「ひふみよ」
http://hihumiyo.net/

以下は以前に公開された特報映像

●『リバーズ・エッジ』
2018年2月全国TOHO系で公開

繰り返されるリアルなセックスと暴力、日常を生きることの違和感といった、若者たちの心の揺らぎを描いた岡崎京子の作品たち。その中でもとりわけ最高傑作との呼び声が高く、時代、世代を超えて熱狂的な支持を集める代表作『リバーズ・エッジ』が発表から20年の時を経てついに映画化!

 監督を務めるのは、初の漫画原作を手掛ける行定 勲監督、脚本に『アズミ・ハルコは行方不明』の瀬戸山美咲。どうしようもない欲望と孤独を持て余し、愛に飢え、暴力に逃げ、生きることにもがく高校生たちの姿を鮮烈に描く。出演は、自由に生きる今時の女子高生・若草ハルナに二階堂ふみ、ハルナの同級生でゲイのため執拗なイジメに遭う山田に吉沢亮が発表されていたが、今回追加キャストが新たに発表された。

 山田に一方的な好意を寄せるクラスメイト・田島カンナに森川葵、ハルナの恋人で山田をイジメる観音崎に上杉柊平、摂食障害のモデル・吉川こずえにSUMIRE、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人・ルミに土居志央梨ら、錚々たる日本映画の新時代を担っていく華やかな若手キャストたちが集結した。

<あらすじ>
「若草さん、今晩ヒマ?僕の秘密の宝物、教えてあげる」。
ハルナ(二階堂ふみ)は、カレシの観音崎(上杉柊平)がイジメる山田(吉沢亮)を助けたことをきっかけに、夜の河原へ誘われ、腐りかけた死体を目にする。さらに、宝物として死体の存在を共有しているという摂食障害のモデル・こずえ(SUMIRE)が現れ、3人は友情とは違う歪んだ絆で親しくなっていく。
その一方で、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人・ルミ(土居志央梨)と、山田に好意を寄せるクラスメイト・カンナ(森川葵)は過激な愛情を膨らませていく。そしてある日、また新たな死体が生まれてしまう。

監督:行定勲
原作:岡崎京子「リバーズ・エッジ」(宝島社)
脚本:瀬戸山 美咲 

出演:
二階堂ふみ 吉沢亮
上杉柊平 SUMIRE 土居志央梨  森川葵

©2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社