ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスは、ジャズレコード誕生100年を記念し、コンサートやトークセッションなど、さまざまな企画を通して、その魅力を届けるジャズ・イベント<〜ジャズレコード誕生100年〜 ジャズの黄金時代>を、10月に東京・銀座のヤマハホール及びヤマハ銀座スタジオで開催します。
<〜ジャズレコード誕生100年〜 ジャズの黄金時代>
開 催 期 間 :2017年10月21日(土)、23日(月)~ 27日(金)
会 場:ヤマハホール(キャパ330名)、ヤマハ銀座スタジオ(キャパ100名)
(ヤマハ銀座ビル 東京都中央区銀座7-9-14)
主 催:株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
協 賛:ヤマハ株式会社
協 力:特定非営利活動法人古き良き文化を継承する会
株式会社ヤマハミュージックジャパン
株式会社ヤマハミュージックリテイリング 銀座店
ホームページ:(9月中旬オープン)
http://www.yamaha-meh.co.jp/event/jazzthegoldenage/【企画の背景】
1917年、ニック・ラロッカ率いる5人組「オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド」によるSPレコードが初めて発表されてから、ジャズは今年で100年を迎えました。 ディキシーからはじまったジャズは、その後スイングの時代を経て、モダンジャズ、そしてフュージョン等へ進化し、今日まで愛され続けています。しかしながら、多くのジャズの巨人たちがこの世を去り、それをリアルに体験してきた方々もすでに高齢となっています。
今回は、ジャズが最も輝き、若者たちが熱狂していた “ジャズの黄金時代” を、一つの文化として後世に継承していきたいという、そんな気持ちを込めて企画を提案いたしました。 “ジャズの黄金時代” に触れる一週間。是非、お楽しみください。
【チケット販売】
発売開始日: 2017年9月2日(土)
取り扱い先:
チケットぴあ http://t.pia.jp/ TEL:0570-02-9999 (Pコードが必要)
イープラス http://eplus.jp/
peatix http://jazz20171021.peatix.com/
【各イベントの詳細】
以下、入場料はすべて消費税を含みます。
■オープニング・コンサート
日 時: 10 月 21 日(土) 開場 14:30 開演 15:00 終演予定 18:45
会 場: ヤマハホール
入場料: 5,400 円(全席指定) (P コード 343-619)
☆Part1:ジャズライブ 「早稲田大学 High Society Orchestra」
「ハイソ」の名で親しまれ、1955 年の創部以来、数々のプロミュージシャンを輩出し、学生ビッグバンド界の雄として活躍する、早稲田大学「High Society Orchestra」がオープニングを飾ります。彼らの祖父母世代がリアルに聴いてきた エリントン、ベイシーなど“ジャズの黄金時代”の名曲を、若い彼らが“今”のサウンドで響かせます。8月 12 日、13 日に開催された「第 48 回山野ビッグバンドジャズコンテスト」で、見事、第 2 位「優秀賞」を受賞した彼らのビッグバンドの醍醐味をご堪能いただきます。
☆Part2:トークセッション 「アート・ブレイキー“幻の初来日音源”発見! 初公開!!」
1961 年 1 月 1 日に初来日した、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ。この熱狂的初来日公演の模様を収録した来日記念盤は現在でも購入が可能だが、この音源は初日のサンケイホールでのコンサートを TBS が放送用に録音したもので、81 年に 20 年の時を経て発表されました。そして、この日本中に衝撃を与えた初来日公演を記録したのが“ドキュメンタリー映画『黒いさくれつ』” 。幻となったこの映画に使用されたライブ音源が 56 年振りに発見。ジャズ関係者の間でも伝説と言われていたこのライブ音源を本邦初公開します。また、この音源を発掘した NPO 法人古き良き文化を継承する会代表の根本隆一郎氏、来日当時にカメラマンとしてツアーに同行したジャズ喫茶 DUG のオーナーでもある中平穂積氏に、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズの魅力、そして “ジャズの黄金時代” について語っていただきます。
☆Part3:ジャズライブ 「野口久和カルテット」
ビッグバンドのアレンジャーとして定評あるピアニスト、編曲・作曲家の野口久和が、トランペッターに宮本裕史を向え、“ジャズの黄金時代” の名曲を披露します。
出演/野口久和(Pf)、矢野伸行(Ba)、山口新語(Dr)、宮本裕史(Tp)
☆Part4:ジャズライブ 「五十嵐明要スペシャルバンド」
傘寿を超えた日本ジャズ界の偉才たちが奏でる往年のサウンド!五十嵐明要は 1932 年生まれ。日本ジャズ界の偉才。ONE&ONLY と称され、日本のジャズ・ヒストリーに名を残す偉大なるアルト・サックス奏者。ビッグバンド全盛期に「シャープス&フラッツ」 「ブルーコーツ」などの名門バンドを支えた。今回のステージでは、ジャズ・ドラマーの鬼才、ジミー原田の次男であり、同じく 80 歳を超えるバリトン・サックス奏者の原田忠幸との円熟味あるステージをお届けします。また、原田忠幸の実兄であるドラマーの原田イサムがゲスト出演します。
出演/五十嵐明要(A.Sax)、原田忠幸(B.Sax)、須藤俊也(Pf)、谷口雅彦(Ba)、山下暢彦(Dr)
佐藤マサノリ(Vo)、堀江真美(Vo)、ゲスト 原田イサム(Dr)
■「高木里代子」 スペシャル・ライブ
日 時: 10 月 21 日(土) 開場 12:30 開演 13:00 終演予定 14:45
会 場: ヤマハ銀座スタジオ
出 演: 高木里代子(Pf、Key)
入場料: 3,000 円(全席自由) (P コード 343-598)
あの「高木里代子」が銀座に登場!
2016 年 2 月にエイベックスより、「THE DEBUT!」でメジャーデビューし、
今、最も注目されているといっていいジャズ・ピアニスト「高木里代子」。
2015 年の東京ジャズでは、同フェスティバル初となるビキニ姿で演奏するなど
話題を振り撒いたが、ピアノの腕前は超一流。
今年の夏も各地区のジャズ祭に引っ張りだこの彼女だが、今回は、“ジャズの
黄金時代” の名曲を、ピアノ一台でのソロ演奏から、打ち込み、キーボードを
使用した演奏まで、多彩にパフォーマンスを繰り広げます。
“ジャズの黄金時代” × 高木里代子 のコラボに注目です!
五十嵐明要(A.S) 原田忠幸(B.S) 原田イサム(Dr)
■ジャズトーク 「伝説のジャズ喫茶」
コーヒー1杯でジャズを楽しめ、日本独自の文化として発展したジャズ喫茶。ジャズ喫茶には、それぞれに店独自の「音」があり、「空気」があります。それは本家本元に適うはずはありません。今回は、日本を代表する2店のオーナーがヤマハ銀座スタジオで特別に開店します。オーナーが選曲する至福のサウンドを、“ジャズの黄金時代” にまつわるエピソード、熱き時代の証言と共にお楽しみいただきます。
☆Part1: DUG (新宿ダグ)
日 時: 10 月 23 日(月) オープン 16:00 ~ 21:00
会 場: ヤマハ銀座スタジオ
出 演: 中平穂積(DUG 店主)
入場料: 2,000 円(全席自由)(P コード 343-604)
ジャズ喫茶文化を黎明期より支えてきた歴史ある名店。
1961 年に新宿・現 ALTA の裏にジャズ喫茶「DIG」を、1967 年に紀伊国屋裏にジャズ・バー「DUG」をオープン。店主の中平穂積氏は、アート・ブレイキー、セロニアス・モンクなど錚々たるジャズの巨人たちの写真を撮り続けてきた日本におけるジャズカメラマンの第一人者でもあり、ジャズ喫茶文化をその黎明期より支えてきた一人である。新しいジャズと海外の最新情報に触れることができた両店は多くのお客様に支持され、行列ができる伝説の店となった。植草甚一、村上春樹などの文化人も多く訪れた。現在は 1977 年にオープンした「new DUG」を「DUG」として営業し、現在にいたる。「新宿 DIG DUG 物語」で、その歴史を知ることができる。
☆Part2:BASIE (一関ベイシー)
日 時: 10 月 24 日(火) オープン 16:00 ~ 21:00
会 場: ヤマハ銀座スタジオ
出 演: 菅原正二(BASIE 店主)
入場料: 2,000 円(全席自由)(P コード 343-606)
内外のジャズミュージシャンや著名人が数多く訪れるジャズの「聖地」。
日本一<音>の良いジャズ喫茶としてジャズファンはもちろん、あのカウント・ベイシ
ーも JBL の社長も訪れた名店。店主の菅原正二氏は、早稲田大学「High Society Orchestra」でドラマーとして活躍し、1970 年、地元一関にジャズ喫茶「ベイシー」を開店した。師と仰ぐカウント・ベイシーから”スウィフティー”の愛称をもらうなど、内外に交友範囲が広い。現在は、ジャズ喫茶経営と同時に、独自のジャズ、オーディオ論を書籍、新聞、雑誌などへ執筆。地元を中心としたコンサート・プロデューサーとしても活躍している。「ぼくとジムランの酒とバラの日々」「聴く鏡」「聴く鏡Ⅱ」などで、その歴史を知ることができる。
■ジャズトーク 「ジャズ 100 年のヒット曲を楽しむ」 (第 26 回ハママツ・ジャズ・ウィーク連携講演)
日 時: 10 月 25 日(水) 開場 18:30 開演 19:00 終演予定 21:00
会 場: ヤマハ銀座スタジオ
講 師: 高木信哉(ジャズ評論家)
入場料: 2,000 円(全席自由)(P コード 343-609)
“ジャズ”という名で呼ばれる音楽が録音されて、今年で 100 年目を迎えました。その間に生まれた広く世に知られ親しまれた名曲を異なる楽器奏者や歌手で聴き比べして、100 年の名曲録音の歴史を辿ります。国内外の音楽家と親交が深い音楽評論家の高木信哉氏が、ジャズの魅力を分かりやすく解説します。もちろん、1917 年に発表された「Original Dixieland Jass Band」による世界で初のジャズ音源もお聴きいただきます。
■ジャズライブ 「野口久和トリオ」
「ジャズの黄金時代」を締めくくるプログラム。サックス奏者「竹野昌邦」「多田誠司」をゲストに向え、“ジャズの黄金時代” の名曲の数々をお届けします。
☆Part1: ゲスト 「竹野昌邦」(T.Sax)
日 時: 10 月 26 日(木) 開場 18:30 開演 19:00 終演予定 21:00
会 場: ヤマハ銀座スタジオ
出 演: 野口久和(Pf)、嶌田憲二(Ba)、高橋 徹(Dr)、竹野昌邦(T.Sax)
入場料: 3,000 円(全席自由)(P コード 343-610)
☆Part2: ゲスト 「多田誠司」(A.Sax)
日 時: 10 月 27 日(金) 開場 18:30 開演 19:00 終演予定 21:00
会 場: ヤマハ銀座スタジオ
出 演: 野口久和(Pf)、矢野伸行(Ba)、高橋 徹(Dr)、多田誠司(A.Sax)
入場料: 3,000 円(全席自由)(P コード 343-615)
■「野口久光/ジャズの黄金時代展」
日 時: 10 月 23 日(月)~ 27 日(金)オープン 11:00 ~ 15:00
会 場: ヤマハ銀座スタジオ
入場料: 500 円(P コード 782-887)
戦後の日本を代表するグラフィックデザイナーであり、ジャズ評論家であった野口久光が手掛けた名盤ジャケットや “ジャズの黄金時代” に撮影した秀逸なジャズフォトグラフなど約 40 点を展示。また、お宝映像などの上映も予定しています。
詳細は以下のURLのページ(pdf)でご覧になれます。
http://www.yamaha-meh.co.jp/common/pdf/Release_YMEH20170901.pdf