水木しげるが日本が誇る怪異譚の名品に挑んだ意欲作『水木しげるの雨月物語』が、初版(1972年)と同じ造本・サイズ・ボリュームで復刻。『水木しげるの雨月物語』は、江戸時代後期に活躍した上田秋成の小説『雨月物語』を、水木しげるが自らの絵で表現したもの。「吉備津の釜」「夢応の鯉魚」「蛇性の婬」の三篇が、水木しげるの圧倒的な筆致で描かれた図絵と共に収録されています。
今回、復刊ドットコムより発売される愛蔵復刻版では、独特の黒インキを使い当時の体裁を細部まで忠実に再現しながら、原画からスキャンした高精細な製版・印刷技術により、大型画集にも匹敵するクオリティーを実現。インフォメーションでは「木の葉や蝶、畳の目、和室の室内の陰影…と、描きこまれた細密画はA4大判サイズの本書でしか再現が不可能…といっても過言ではありません」と説明しています。
8月25日発売
●『水木しげるの雨月物語〈愛蔵復刻版〉』
水木 しげる (著)
【収録予定作品』
「吉備津の釜」「夢応の鯉魚」「蛇性の婬」
A4判、上製・函入、120Pでの単行本化になります。
【本書の3大特徴】
1.水木しげる氏の画集作品の中でもコアなファンからの人気が特に高いタイトルを、初版刊行時の造本を活かして復刻!
2.掛け網の手わざで描きこまれた細密画の数々はA4大判サイズでしか再現は不可能!
3.高い印刷技術、独特の黒インクで描かれる妖怪図の美しさは必見!
※本書は番町書房より1972年に出版された『水木しげるの雨月物語』を底本に出版するものです。
(C) 水木プロダクション
協力:主婦と生活社