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チャック・ベリーが遺したロックンロールの数々を歌詞の方面から徹底的に解説 『意味も知らずにロックンロールを歌うな! ?』が発売

2017/07/12 20:54掲載
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意味も知らずにロックンロールを歌うな! ? -チャック・ベリーに捧ぐ-
意味も知らずにロックンロールを歌うな! ? -チャック・ベリーに捧ぐ-
チャック・ベリー(Chuck Berry)が生んだロックンロール、そこに込められた本来の意味を歌詞から方面から読み解く本『意味も知らずにロックンロールを歌うな! ? -チャック・ベリーに捧ぐ-』がリットーミュージックから8月21日発売。

ブルースで歌われている本来の意味を、歌詞の方面から読み解く本『意味も知らずにブルースを歌うな! 』(2016年10月発売)の続編です。
●『意味も知らずにロックンロールを歌うな! ? -チャック・ベリーに捧ぐ- 歌詞とコードと“ダニー"のイラストに加え、意外と役立つ英語フレーズ付き』
小出 斉 (著)

※以下、インフォメーションより

ブルースで歌われている本来の意味を、歌詞の方面から読み解く本『意味も知らずにブルースを歌うな! 』の続編は、“ロックンロール"がテーマ。ロックンロールと言えばチャック・ベリーだが、ジョン・レノンが“彼はロックンロール詩人だ"と語ったように、彼の書く詞は本当に興味深いものばかり。

「ジョニー・B.グッド」や「リーリン&ロッキン」などを聴けばわかるが、その言葉選び/韻の踏み方は現代のラッパーも舌を巻くほどで、1950年代当時の他のロックンローラーとは一線を画しているのだ。

ストーリーテラーとしても素晴らしく、恋愛、車、学校生活といった10代の若者の日常をテーマにした曲から、「ジョニー・B.グッド」の続編で田舎少年の母親を主人公にした「バイ・バイ・ジョニー」、“彼女に電話をつないで欲しい"と切に歌う「メンフィス・テネシー」といった心に染みる曲まで、2〜3分という短い時間の中に、さまざまな世界を描ききっているのだ。

そんなチャックが遺したロックンロールの数々を、歌詞の方面から徹底的に解説する本書。歌本としても役立つ原詩とコード譜、ザ50回転ズ/ダニーが書き下ろしたイラスト、各楽曲に登場する英語フレーズ付き! 楽しく英語の勉強をしながら、チャック・ベリーのロックンロールを歌い継ごう!


【CONTENTS】

■ロックンロール賛歌~ティーネイジャーよ、永遠に

Roll Over Beethoven ロール・オーヴァー・ベートーベン
School Day スクール・デイ
Rock'n'Roll Music ロックンロール・ミュージック
Sweet Little Sixteen スウィート・リトル・シックスティーン
Reelin' And Rockin' リーリン・アンド・ロッキン

■Motorvatin'! ~車で行くよどこまでも

Maybellene メイビリーン
No Money Down ノー・マネー・ダウン
Down Bound Train ダウン・バウンド・トレイン
You Can't Catch Me ユー・キャント・キャッチ・ミー
Back In The USA バック・イン・ザ・USA
No Particular Place To Go ノー・パティキュラー・プレイス・トゥ・ゴー
Promised Land プロミスト・ランド

■ラブ・ソング〜恋人を巡る物語

Thirty Days サーティ・デイズ
Brown Eyed Handsome Man ブラウン・アイド・ハンサム・マン
Havana Moon ハヴァナ・ムーン
Carol キャロル
Anthony Boy アンソニー・ボーイ
Nadine ネイディーン

■嗚呼人生〜これが私の生きる道

Too Much Monkey Businessトゥ・マッチ・モンキー・ビジネス
Johnny B. Goode ジョニー・B.グッド
Almost Grown オールモスト・グロウン
Memphis Tennessee メンフィス・テネシー
Bye Bye Johnny バイ・バイ・ジョニー
You Never Can Tell ユー・ネヴァー・キャン・テル
Darlin' ダーリン

■コラム

1. チャック唯一の全米No.1ヒットは史上最強の下ネタ曲
2. バック・トゥ・ザ・服役〜転んでも只では起きなかったチャックの刑務所生活
3. 世界一カバーされたロックンロール曲「ジョニー・B.グッド」! ?

Chronicle〜チャック・ベリーと歩むロックンロール史
著者について
小出 斉
1957年、新潟県生まれ。大学時代に吾妻光良と出会い、1977年にブルース・バンド/ローラーコースターズに加入。現在は、ブルースの伝道師として日本各地でライブ活動を行なう一方、さまざまな音楽誌、レコード・ライナーノーツなどでの評論活動も有名。2016年に『意味も知らずにブルースを歌うな! 』(リットーミュージック刊)を執筆。