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“ひふみん” 名棋士・加藤一二三九段のドキュメンタリー『加藤一二三という男、ありけり。』がNHKで7月1日放送

2017/06/27 20:01掲載(Last Update:2017/07/03 20:35)
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NHK『加藤一二三という男、ありけり。』(c)NHK
NHK『加藤一二三という男、ありけり。』(c)NHK
今年、現役引退が決まった棋士・加藤一二三九段。“ひふみん”の愛称で親しまれ、レジェンドとも呼ばれる名棋士の最後の対局に至るまでの半年間の戦いの日々を丹念に描いたドキュメンタリー『加藤一二三という男、ありけり。』がNHK Eテレで7月1日(土)放送

●『ETV特集「加藤一二三という男、ありけり。」』
NHK Eテレ 2017年7月1日(土) 午後11時00分(60分)
再放送:NHK Eテレ 2017年7月6日(木) 午前0時00分(60分)

<番組スタッフから>

将棋は、対局時間が10時間を超えることも多々あり、極めて過酷。将棋の棋士を描いた映画『3月のライオン』で主演を務める神木隆之介さんは、その対局姿を「まるで殴り合っているかのよう」だとおっしゃっていました。過酷なプロの戦いを史上最年長の77歳まで続けられること自体があり得ないことで、羽生三冠をして「人知を超えた存在」と評されていました。加藤さんは、将棋界で最高峰の称号の一つ「名人」まで獲得されていますが、そんな“レジェンド棋士”は、通常、自ら引退の幕引きを行います。しかし、加藤さんは、規定によって引退せざるを得なくなるまで、プロとして戦い続けることを選びました。
番組では、6月20日の対局に敗れ、現役引退となるまでの激闘の半年間に密着しています。
私たちが見続けた加藤さんの戦いの日々は、孫よりも年下の棋士たちに負け続ける日々です。負け続けているのに、もう77歳なのに、既に栄光をつかんでいるのに、なぜ、戦うことにこだわりつづけるのか…。番組では、加藤一二三という男の神髄に迫りました。最後の散り際は、まさに「加藤一二三」です。是非、ご覧下さい。
(番組ディレクター 高橋一暢)

<番組内容>

14歳でプロデビューし、“神武以来の天才”と評され、数々のタイトルを獲得してきた棋士・加藤一二三九段、77歳。しかし今年6月、規定により現役引退が決まった。番組では最後の対局に至るまでの、加藤九段の半年間の戦いの日々を丹念に描くとともに、羽生三冠などの棋士や“ひふみん”を愛する各界の人々の証言から、数々の「ひふみん伝説」の真相に迫り、希代の名棋士の「諦めない生き様」をノーナレーションで描く。

http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2017-07-01/31/11663/2259582/