HOME > ニュース >

猫が好きな音楽を科学的に研究/実証して生まれた『ねこのための音楽』 猫カフェで他の音楽と聞き比べをした映像が公開

2017/03/03 19:53掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Music for Cats - David Teie
Music for Cats - David Teie
猫が好きな音楽を科学的に研究/実証して生まれた楽曲を収めた“猫のための音楽アルバム”『ねこのための音楽 - Music For Cats』(デヴィッド・タイ)。猫カフェで他の音楽と聞き比べをした映像が、リリース元のユニバーサル・ミュージック・ジャパンの公式YouTubeチャンネルにて公開されています。

撮影場所は、吉祥寺にある「猫カフェ きゃりこ 吉祥寺店」。『ねこのための音楽』、ピエール・フルニエ (クラシック)、ハービー・ハンコック(ジャズ)、ビーチ・ボーイズ(ロック/ポップ)の合計4枚のCDを流して検証しています。

●ロングヴァージョン


●ダイジェスト


“人間向けではない音楽がメジャーレコード会社から世界初発売”としても話題な本作。イギリスでは10月に発売され、全英チャート33位という、非人間向け音楽として史上最高位を記録。日本では猫の日(2月22日)に発売されiTunes/Amazonの両クラシックチャートで1位を記録しています。

この作品を制作したのは、20年以上にわたってワシントン・ナショナル交響楽団でチェロ奏者を務め、メタリカとも共演したこともあるという指揮者/作曲家のデヴィッド・タイ(David Teie)。デヴィッドは「なぜ音楽は人間の脳に影響を与えるのか?」といった独自の音楽理論を展開している音楽研究者でもあります。そんな彼がウィスコンシン大学の心理学の教授や動物学者とともに猫のための音楽を制作。

彼らによれば、音の感覚は人間の場合、子宮にいるときから母親の心臓の鼓動に基づいて発達し始めますが、猫は生まれてから音の感覚を身につけると考えられるようで、鳥の鳴き声や、母親の猫が喉を鳴らすゴロゴロ音、母乳からミルクを飲んでいる時の吸引音などに興味を持つと言われています。

今回、それら猫が興味をそそるであろう音を、猫同士がコミュニケーションに使うピッチとテンポで再現することで、猫のための音楽を作り上げています。

以下は以前に公開された映像



Science Has Given Us Music For Cats

Finally: Someone is making a music album specifically for cats. http://voc.tv/1Nnut6w

Posted by Vocativ on 2015年11月19日




●『Music for Cats』公式サイト
http://www.musicforcats.com/

David Teie


●『Music for Cats』

1. Lolo’s Air (06:15)
2. Katey Moss Catwalk (08:37)
3. Tigerlili and Mimi’s Mewsical (05:36)
4. Scooter Bere’s Aria (17:50)
5. Simon Says (11:47)

<邦題>
1 ロロの空間
2 ケイティ・モスのキャットウォーク
3 タイガーリリとミミのミャウジカル
4 スクーター・ベレのアリア
5 サイモン・セッズ