Don't Blink ロバート・フランクの写した時代
若かりし日の
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のメンバーも登場、写真界の巨匠ロバート・フランクのドキュメンタリー『Don't Blink ロバート・フランクの写した時代』のトレーラー映像が公開されています。
ロバート・フランクは、ローリング・ストーンズの1972年北米ツアーを記録したドキュメンタリー『コックサッカー・ブルース』を監督しています。
『Don't Blink ロバート・フランクの写した時代』は4月29日よりBunkamura ル・シネマほか全国順次公開。
●『Don't Blink ロバート・フランクの写した時代』
写真界の巨匠ロバート・フランク。1958年発表の写真集「The Americans」は表層で栄光と繁栄に沸く大国の真の表情を捉え、”その後のアメリカの在り方、見方に圧倒的な影響を与えた一冊” “彼に影響を受けていない写真家はいない”と称される。この作品は現在92歳のフランク自身が自らの人生を語ったドキュメンタリー映画。写真だけでなく映像作品も数多く監督し、米インディペンデント映画の祖として、ジム・ジャームッシュやリチャード・リンクレーターらからも尊敬を集めているロバート・フランク。監督は多くのミュージシャンのPVを手掛け、長年に渡り彼の映像作品の編集を担当するローラ・イスラエル。撮影にアメリカを代表する名手エド・ラックマン(トッド・ヘインズ『キャロル』等)を迎え、音楽プロデューサーとしてハル・ウィルナーが参加。ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、パティ・スミス等の豪華な面々が楽曲を提供している。また、本作公開に先んじて昨秋に開催されたロバート・フランク展は、わずか2週間の会期に2万人以上の動員を記録。いまなお多くのクリエイターやアートファンに影響を与える彼の人生と創作の源を知る作品が日本でも公開決定。
☆公式サイト:
http://robertfrank-movie.jp/☆ロバート・フランク:
1924年11月9日、スイスのチューリッヒに生まれ、1947年に単身渡米。自作のポートフォリオが認められて「ハーパーズ バザー」や「ヴォーグ」でファッション写真、 「フォーチュン」等でフォトジャーナリズム作品を発表。1955年にグッゲンハイム財団の奨学金を受けて、アメリカ全土を旅して撮影を行います。 その集大成として1958年にフランスで出版したのが「Les Americains」であり、翌年にはアメリカでも「The Americans」として出版されます。 1960年代からは映画にも活動の幅を広げ、アレン・ギンズバーグを始めとするビートニクの作家たちを映した『プル・マイ・デイジー』(1959)、 ローリング・ストーンズの北米ツアーに同行した『コックサッカー・ブルース』(1972)、トム・ウェイツやジョー・ストラマーも出演した 『キャンディ・マウンテン』(1987)などを監督。