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ポール・マッカートニー、ビートルズ楽曲の著作権返還の確約を求めソニー/ATVを提訴

2017/01/19 15:42掲載
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Paul McCartney
Paul McCartney
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)ビートルズ(The Beatles)時代の楽曲およそ270曲の著作権返還の確約を求めて、著作権を保有する世界最大の音楽出版会社ソニー/ATVミュージックパブリッシングを米ニューヨークの裁判所に提訴しています。

ソニー傘下のソニー/ATVは現在、ポールとジョン・レノンが1962年から1970年にかけて共同で作曲したおよそ270曲の著作権を保有。訴状によれば、1978年以前に書かれた楽曲については著作権が成立した日から56年目に原作者は楽曲の権利を取り戻せるという米国の著作権法に基づいて、2018年10月以降、順次、ポールに返還されるべきだとしています。

ポールは、2008年以降、ビートルズ楽曲の著作権の返還を求める交渉を行っていたそうですが、確約が取れなかったため、「法的な申請をする必要」があったとしています。

これについて、ソニー/ATVは「ポール・マッカートニーには最大級の敬意を払ってきた。訴訟は不必要で時期尚早で非常に残念だ」とする声明を出しています。