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脳波に基づいて自動作曲を行う人工知能を大阪大学のグループが開発

2017/01/17 00:19掲載(Last Update:2017/01/17 01:14)
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ヘッドホン付き脳波センサー:JST Webサイトより
ヘッドホン付き脳波センサー:JST Webサイトより
脳波に基づいて自動作曲を行う人工知能を大阪大学のグループが開発。NHKによれば「脳波から人の気分を読み取った人工知能が、その人の気持ちを高揚させたり落ち着かせたりする楽曲を自動で作曲する技術」とのこと。開発を行ったのは、大阪大学の産業科学研究所の沼尾正行教授らのグループです。

NHKによれば、「実験の参加者に10曲程度の曲を聴いてもらって脳波や気分の変化を調べ、作曲するプログラムが組み込まれた人工知能にそのデータを学習」「気分をより高揚させる曲や気持ちを落ち着かせる曲を作るよう指示したところ、人工知能は、実験の参加者の脳波から気分の状態を読み取り、指示どおりに気分を変化させる曲を1分ほどで作るようになった」とのこと。

以下、「大阪大学 科学技術振興機構(JST)」プレスより

「脳波に基づいて自動作曲を行う人工知能を開発〜音楽刺激で個人の潜在能力を発揮可能なシステム開発に期待〜」

☆ポイント
・ヘッドホン型ワイヤレス脳波センサを新たに開発し、予め準備した曲に対するユーザの脳波反応に基づいて、自動で作曲を行う人工知能を開発した。

・従来の自動作曲では、曲の特徴を細かく指定する必要があったが、本センサと人工知能により曲と脳波の関係を機械学習することが可能になり、指定なしで作曲が可能になった。

・今後、音楽刺激を用いて個人のメンタル状態を活性化させ、潜在能力を常に発揮可能なシステムの開発に期待。

以下のURLのページでご覧になれます。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170116/