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矢野顕子主演 映画『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜[2017デジタル・リマスター版]』 坂本龍一ら著名人からコメントが到着

2016/12/08 15:04掲載
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映画『SUPER FOLK SONG 〜ピアノが愛した女。〜』デジタルリマスター版
映画『SUPER FOLK SONG 〜ピアノが愛した女。〜』デジタルリマスター版
矢野顕子ソロデビュー40周年を記念して、1992年に公開されたドキュメンタリー・フィルム『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』のデジタル・リマスター版が2017年1月6日(金)より15日間限定で上映。それに先駆け、著名人からコメントが届けられています

以下、プレスリリースより

1月の上映に先駆け、今井美樹さん[歌手]、大江千里さん[ジャズピアニスト]、坂本龍一さん[音楽家]、sasakure.UKさん[アーティスト/音楽プロデューサー]、砂原良徳さん[ミュージシャン]、DJみそしるとMCごはんさん[くいしんぼうヒップホップ ラッパー]、竹中直人さん[俳優・映画監督]、東京スカパラダイスオーケストラ沖祐市さん[Keyboards]、谷川俊太郎さん、平井堅さん[歌手]、平野勝之さん[映画監督]、渡辺シュンスケさん[Schroeder-Headz、cafelon] (五十音順)より映画観覧後のコメントが届いた。

25年前の矢野顕子像や作品に関しての独自の解釈や思いが込められた貴重なコメントが寄せられている。音楽界のみならず、老若男女問わず各界の著名人からコメントが届くあたりは、キャリアを重ねるごとに異彩を放ち続けた矢野顕子の類稀なる個性や魅力故。上記全ての方のコメントは、映画『SUPER FOLK SONG 〜ピアノが愛した女。〜』公式サイトにて閲覧できる。また、コメントが掲載されたチラシも年内に配布予定。本日12月8日(木)17時より矢野顕子が25年ぶりの舞台挨拶を行う映画『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』[2017デジタル・リマスター版]公開記念東京・大阪・名古屋限定、先行プレミア上映の一般発売が開始される。(新宿は、完売) 

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ひとりのアーティストのピアノ録音を、
ここまで丁寧に追ったドキュメントというのは少ない。
貴重な記録だ。

坂本龍一[音楽家]

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矢野さんの歌が、その表情が、そのピアノが人間には体と心だけではなく、
魂というものがあるということを繰り返し思い出させる。
それは40年前も今も変わらない。
*クラシックの世界における、ブルーノ・モンサンジョンのフィルムに匹敵する名作ですね。
坂西監督の死が惜しまれます。

谷川俊太郎

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一曲、一曲ごとに魅せる矢野顕子さんの表情をカメラがとても丁寧に捉えていて素晴らしかった。
中でも《中央線》を歌うあの声に背筋が震えた。
そしてラスト《PRAYER》矢野さんの佇まいがまるで〈女神のような母〉に見えた。
「矢野さん、かっぽう着を着て縁側に座り ゆっくりと空を見上げて下さい…」なんて演出したくなっちまった。

竹中直人[俳優・映画監督]

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一つの声帯と10本の指が、まるで踊ってるみたい。
到底一緒には踊れないから、只々その跳躍の、息吹の目撃者でありたいのです。

平井堅[歌手]

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SUPER FOLK SONG というアルバムには音もジャケットも非常に生々しい印象を持っていました。
この映画は、その生々しさが更に強調される素晴らしい記録作品だと思います。

砂原良徳[ミュージシャン]

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あれから24年もたったなんて。
エンドロールが流れ始めた途端、ボロボロこぼれた涙が熱かった事を今も忘れない。
そしてまたあの奇跡の瞬間と再会できるとは。
挑む矢野さんの姿があの頃よりぐさりと胸に刺さる。
今日の涙は、あの時とは違う味がした。

今井美樹[歌手]

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しいいいんと静まりかえったステージにぽつんとおかれたピアノの前で何度も何度も歌う矢野さん。それを子犬のような素直な目でじっと見つめるカメラ。Γあっだめ。」「おおお、まい、ごっどねえす。」「で・き・る・の・はああ、わかってるんだけどぉ、技術がおいつかない。」「集中力がな〜い。」アッアッコちゃん。おもわずこっちは歌ってる矢野さんに自分を重ね、前のめりになる。「ああん、譜面が全部うどんに見えてしまう。」「なんでできないんだろう。」そして何度も何度も何度も歌ったのちに訪れる「おお、あい、がり」このときはじめて画面にゆっくり空気が流れ始める。「そっちで聴きまぁす。」プレイバックを両手耳にあて聴き入る矢野さんがぽつり言う「これOK。」には感動もんの重みがありました。ありがたいそしてなんといつてもパンキッシュで愛らしい天才少女のままの矢野さんにホッとした。映画は、情熱と根気の賜だなぁとつくづく実感。いい作品ができて本当におめでとう。

大江千里[ジャズピアニスト]

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自分が音楽そのものになれればいいと常々思っている。
というか、そういう経験があるからミュージシャンになった。
しかしその瞬間を記録するのは難しい。
特にその音楽がその人でなければ絶対に奏でることのできないものであるならなおさらだ。
何故なら、そういった音楽は、それがこの世に出現することそのものが事件だからだ。
起こるはずのものが起こらなかったり、起こるはずのないものが起こったりする。事件とはそういうものだ。
録音する方は、その事件が起こるのを信じ、演奏者は自分を信じて演奏する。
パパラッチよろしく無理やり事件をでっち上げるのでなければ、その場を抑えるのは至難の技だ。
忍耐と愛情が必要で、お産を待つ男と同じく、万全を尽くし、励まし、祈るしかないのではないかと思う。
矢野顕子さんが、この世になかったものを出現させる、その過程を記録したドキュメンタリー。
自分を信じ、自分で作り上げる。
I made it.
その迫力に圧倒され、共鳴し、勇気をいただいた。
ありがとうございます!

東京スカパラダイスオーケストラ沖祐市[Keyboards]

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矢野顕子さんの音の世界、言葉の世界は、簡潔さが一番の魅力だと僕は思っています。この映画は、モノクロームである事がまず正解だと思いました。そして、造りも撮り方も、極めて簡潔であろうとする強靭な意志で貫かれています。色も無く、説明も無く、編集ギミックも無く、ほとんどが矢野さんの顔のアップだけで成立しているこの映画は「簡潔である事の豊かさ」を、無言のまま語りかけてきます。それはつまり、そのまま矢野顕子さんなんだ、と思いました。つまり、矢野顕子さんを描いた映画ではなく、この映画そのものが矢野顕子さんなんだ、と思いました。

平野勝之[映画監督]

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矢野さんの音楽の大冒険を目の当たりにして、少し情けないけどしがみついていくので精一杯でした。
私が知っていたおいしそうな笑顔と、いい匂いがする音楽の裏側には、果てしなく地道で緻密な世界が広がっていたから。
奇跡が積み重ねられていく瞬間を収めた映像は私に音楽を作る自由と責任を教えてくれました。

DJみそしるとMCごはん[くいしんぼうヒップホップ ラッパー]

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このテイクはこうして録られたのか!と、思わず胸が熱くなりました。矢野さんの緊張感が伝わります。
1つ1つの音を突き詰めてゆく姿勢は、まさにSUPERなFOLK SONGの在り方なのかもしれませんね!

sasakure.UKさん[アーティスト/音楽プロデューサー]

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<映画『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』[2017デジタル・リマスター版]公開記念 東京・大阪・名古屋限定、先行プレミア上映>
矢野顕子、25年ぶりの舞台挨拶決定!!

① 12月13日(火) 19:30〜 センチュリーシネマ(名古屋)
② 12月15日(木) 19:30〜 梅田ブルク7
③ 12月22日(木) 19:30〜 新宿バルト9  完売

■矢野顕子舞台挨拶 

※登壇は本編の上映前を予定。当日、予告なく変更になる場合がございます。また都合により、ご本人の登壇が中止になる場合もございます。

■販売価格 2,500円(税込) (※特別価格になります。全国共通前売鑑賞券はご使用できません。)    

■本編上映時間:79分 

■映画公式サイト
http://www.110107.com/yanoeiga