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町工場の機械音を楽曲化するプロジェクト「INDUSTRIALJP」が始動、映像が公開

2016/10/25 05:24掲載
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INDUSTRIALJP
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日本の町工場をレーベル化するプロジェクト「INDUSTRIALJP」が始動。主役は、日本のテクノロジーを支える高い技術力を持った町工場。その美しく、緻密な製造過程から生み出される音と映像を、気鋭のトラックメーカーがリミックスし、作品化していきます。

以下、インフォメーションより

日本の各地に点在する町工場、その中でいまも動き続けるアナログな工作機械たち。工場内では、それら機械の動作音が一定のリズムを刻み続けています。油に包まれながら動き光る工作機械そのもの、そして響き渡る音とリズムに惹かれた私たちは、工場内の音のフィールドレコーディング、映像のサンプリングを始めました。
DJ TASAKA、Dorian、 Gonno、Sountrive、Cherryboy Function、Inner Scienceと、数多くのミュージシャンに参加してもらい、採取した音の数々を再編集し楽曲化。そして映像をその楽曲と組み合わせることで、ミュージックビデオに仕上げ配信します。工場の純粋な音と映像の美しさを表現するとともに、日本の町工場の技術力をこのレーベルから発信していければと思っています。


●小松ばね工業 × DJ TASAKA「KOMATSU BANE」
超イルな、大田区パトリオットなエレクトロ・テック・ファンク。ばね製造時の複雑な音を扱った楽曲である。映像は従業員が撮影したもので、レーベル設立のきっかけとなった。


●浅井製作所 × Dorian「ASAI NEJI」
1日約40万本ものねじが絶えず製造されている。鳴り響く無個性なビートを煌びやかなテック・トラックに再構築した。リアル・アーバン・インダストリアル・ポップチューンだ。


●新栄工業 × DJ Gonno「SHIN-EI Press」
何十トンもの力で金属板をプレスし折り曲げる瞬間の、地響きのような音を立体的な音響でトラックに封印した。揺らめきや彩りを極限まで抑え、鋼色の音色をひたすら紡いだ楽曲。


●坂本製作所 × Cherryboy Function「SAKAMOTO Metal」
ねじが入る部品、インサート金物。金属切削ドリルと機械の軋む音。そのノイズをデトロイト色の強いトラックへとインサートした。極上のグルーヴをまとう都市のサウンドトラック。


●五光発條 × Sountrive「GOKO BANE」
鉄鋼アーム群の軋み、その腕を制御するモーターやポンプ、ギアの精密かつ正確無比なその動きが奏でる音を有機的にまとめあげた一曲。機械が織りなすポリフォニック・グルーヴだ。


●岩佐歯車製作所 × Inner Science「IWASA HAGURUMA」
降り注ぐ機械油と、きらめく金属があまりに美しい。ジリジリと戯れる歯車たちが放つ音。一瞬の静寂を愉しむような耽美的なアンビエント・トラック。緊張と緩和こそ工場の美だ。


■「INDUSTRIALJP」公式サイト
http://idstr.jp/jp/