そして今作からバンドの正式メンバーに加入したのが、これまでサポートを務めてきたパズ・レンチャンティン(B/Vo)。13年にオリジナル・ライナップであったベーシストのキム・ディールが脱退して以降、14年1月にスタートしたツアーよりア・パーフェクト・サークルやズワンの元メンバーであるパズが代役を務めてきた。そんな彼女が、今作ではレコーディングにも参加し、ブラック・フランシスとともに手がけた「All I Think About Now」では、ドリーミーなソプラノ・ヴォーカルも披露している。 「最初のリハーサルに参加したときはとても緊張したわ。埋めるべき穴がものすごく大きくて、とにかくファンのために精一杯オリジナルのサウンドに近づけるように努力した。この間ずっとピクシーとは何かっていうのを学んできて、今では私の心にも魂にも、彼らの音楽に対する愛情が埋め込まれ、やっと自分自身もピクシーになれた気がするの。これからはピクシーズのこれまでを振り返るのではなく、未来に目を向けていきたいわ」とパズは語った。 デイヴィッドが加える、「パズは最高の存在さ。面白いし、彼女がいると今までで最も楽しいんだ。ステージ上でもオフでもみんな最高の時間をともに過ごしているよ」。
●『Head Carrier』
1. Head Carrier 2. Classic Masher 3. Baal's Back 4. Might As Well Be Gone 5. Oona 6. Talent 7. Tenement Song 8. Bel Esprit 9. All I Think About Now 10. Um Chagga Lagga 11. Plaster Of Paris 12. All The Saints