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ローリング・ストーンズのボックスセット『The Rolling Stones in Mono』が日本でも発売に、日本盤のみ7インチ紙ジャケ仕様

2016/08/15 17:28掲載(Last Update:2016/08/15 20:09)
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The Rolling Stones / The Rolling Stones in Mono
The Rolling Stones / The Rolling Stones in Mono
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のボックスセット『The Rolling Stones in Mono』が日本でも発売に。日本盤も海外盤と同じく9月30日発売。日本盤のみ7インチ紙ジャケット&SHM-CD仕様。日本初回盤LP帯をミニチュア再現した巻き帯などの特典も多数あり。

以下、日本盤の概要

●『ザ・ローリング・ストーンズ MONO BOX (7インチ紙ジャケット仕様)[完全生産限定盤][SHM-CD] 』
品番:UICY-77710
価格(税込):¥34,560

①ストーンズ初の全作品モノ・アルバム収録ボックス。モノラル・アルバムとして初CD化も多数。ステレオ盤とは構成やバランスの異なるミックスによる楽曲も多数。
②ファン待望の、長らく廃盤だった英国盤ファーストとセカンド・アルバムが復活!
③アブコ・レコーズが承認したジャケット・アートワークを使用。日本盤のみ通常のものより質量感とも魅力的な7インチ紙ジャケット仕様で発売。
④初CD化となる「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ(イタリア語ヴァージョン)」を始め、アルバム未収録、レア・トラックも含む24曲入りボーナス・ディスク『ストレイ・キャッツ』付。
⑤全アルバム、オリジナル・モノ・テープからボブ・ラドウィックとテリ・ランディによる2016年最新リマスタリング音源。日本盤のみSHM-CD仕様で発売。
⑥48ページの豪華ブックレット+デヴィッド・フリックによる英文解説の対訳/日本語解説/歌詞対訳付。
⑦日本盤のみ、日本初回盤LP帯をミニチュア再現した巻き帯封入。

【各DISC詳細】
<CD:1>ザ・ローリング・ストーンズ
大半がブルースのカヴァーで占められた鮮烈のデビューアルバム。
ジャガー/リチャーズ名義での初のオリジナル曲「テル・ミー」収録。全英チャート12週連続1位を獲得。
イギリス初回盤LPに準じたE式シングル表面コーティング&フリップバック・ジャケット。【1964年発表】

<CD:2>12 X 5
12曲を5人で演奏したことを意味するアメリカでのセカンド・アルバム。
R&Bのカヴァーに混じってジャガー/リチャーズおよびナンカー・フェルジ名義によるオリジナル3曲を収録。
全米チャートの3位を記録。アメリカ初回盤LPに準じたA式シングル・ジャケット。【1964年発表】

<CD:3>ザ・ローリング・ストーンズ No.2 ※初CD化
イギリスにおけるセカンド・アルバムで、こちらも全英チャート1位を記録した。
フィジカルとしては初作とともに長らく廃盤状態だったが、今回全曲MONOアルバムとして初CD化。
イギリス初回盤LPに準じたE式シングル表面コーティング&フリップバック・ジャケット。【1965年発表】

<CD:4>ザ・ローリング・ストーンズ・ナウ! ※初CD化
全米5位まで登りつめたアメリカでのサード・アルバム。
イギリスでシングル・チャートのNo.1を獲得した「リトル・レッド・ルースター」やオリジナルの「サプライズ、サプライズ」などを収録。
全曲MONOアルバムとして初CD化。アメリカ初回盤LPに準じたA式シングル・ジャケット。【1965年発表】

<CD:5>アウト・オブ・アワ・ヘッズ
初の全米No.1となった「サティスファクション」をフィーチャーしたアメリカでの4作目。
アルバムとしても初めて全米1位を制覇するなどバンドが世界規模での成功を果たした記念すべき作品。
アメリカ初回盤LPに準じたA式シングル・ジャケット。【1965年発表】

<CD:6>アウト・オブ・アワ・ヘッズ (UKヴァージョン)
イギリスではアメリカより2ヶ月遅れで発売された母国での3作目。
シングル・ヒット曲は収録されてないものの安定した人気ぶりに支えられて全英チャートの2位にまで登りつめたアルバム。
イギリス初回盤LPに準じたE式シングル表面コーティング・ジャケット。【1965年発表】

<CD:7>ディセンバーズ・チルドレン
アメリカにおけるオリジナル・アルバム第5弾。
全英および全米でも1位を獲得した「一人ぼっちの世界」やマリアンヌ・フェイスフルに書き下ろした「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」などを収録。
全米4位。アメリカ初回盤LPに準じたA式シングル・ジャケット。【1965年発表】

<CD:8>アフターマス  ※初CD化
初めて全編をジャガー/リチャーズが手がけた楽曲のみで構成されたイギリスでの4作目にしてバンドにとって大きな分岐点となった作品。
全英チャート1位。MONOアルバムとして初CD化。イギリス初回盤LPに準じたシャドウ・カヴァー、E式シングル表面コーティング・ジャケット。【1966年発表】

<CD:9>アフターマス(USヴァージョン) ※初CD化
イギリス盤から4曲をカットし、代わりに全英/全米でともに1位に輝いた「黒くぬれ!」を収めたアメリカでの6作目。
11分にもおよぶ「ゴーイン・ホーム」を収録。全米チャートでは2位を記録した。MONOアルバムとして初CD化。
アメリカ初回盤LPに準じたA式シングル・ジャケット。【1966年発表】

<CD:10>ビトゥイーン・ザ・バトンズ (UKヴァージョン) ※初CD化
イギリスでの通算5作目は全英チャートで3位を記録。
本作より英米でジャケットのアートワークが統一されており、裏面の鳥のイラストはメンバーのチャーリー・ワッツが手がけた。
MONOアルバムとして初CD化。イギリス初回盤LPに準じたE式シングル表面コーティング・ジャケット。【1967年発表】

<CD:11>フラワーズ ※初CD化
当時未発表だった「マイ・ガール」「ライド・オン・ベイビー」「シッティン・オン・ア・フェンス」やアメリカでは未発売だった4曲にシングルなどを纏めた通算8枚目となる米国編集盤。全米チャート3位。MONOアルバムとして初CD化。アメリカ初回盤LPに準じたA式シングル・ジャケット。【1967年発表】

<CD:12>サタニック・マジェスティーズ ※初CD化
本作より収録曲の世界統一が図られるとともに、初めてバンドのセルフ・プロデュースで制作された作品。
全米チャート2位、全英では3位を記録。MONOアルバムとして初CD化。
アメリカ初回盤LPに準じたA式見開きジャケット(3Dジャケットではありません)。カスタム・インナー・スリーヴ付。【1967年発表】

<CD:13>ベガーズ・バンケット ※初CD化
骨太なロック・バンドとしての原点に立ち返って発表された傑作は全英3位、全米5位を記録。
プロデュースはトラフィックらを手がけていたジミー・ミラーが担当。MONOアルバムとして初CD化。
当初計画されていたトイレ・カヴァーが復活したアメリカ盤に準じたE式見開きジャケット。【1968年発表】

<CD:14>レット・イット・ブリード ※初CD化
ブライアン・ジョーンズの脱退という激動のなか制作されながら全英1位、全米3位を記録した名作。
MONOアルバムとして初CD化。イギリス初回盤LPに準じたE式シングル表面コーティング・ジャケット。
カスタム・インナー・スリーヴ、ポスター付。モノ識別ホールも再現。【1969年発表】

<CD:15>ストレイ・キャッツ 【ボーナス・ディスク】
初CD化となる「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ(イタリア語ヴァージョン)」を筆頭に、5曲のシングル・ヴァージョンなどアルバム未収トラックを中心にコンパイルされた24曲入りレア・トラック集。
『ベガーズ・バンケット』の招待状を模したプレイン・カヴァーをリデザインしたE式見開き表面コーティング・ジャケット。【2016年発表】


1964年から1969年の間に発表されたスタジオ・アルバムと、シングル及びEPに収録された楽曲の最高の音質のモノラル・ヴァージョンをコンパイルしたボックスで、CDは15枚組、海外で発売される180グラム重量盤アナログレコードは16枚組を予定。ボックスにはレア・トラック集のコンピレーション・アルバム『Stray Cats』も収録。音源はいずれもマスタリング界の帝王とも呼ばれるマスタリング・エンジニア、ボブ・ラドウィックがオリジナル・マスターテープからリマスタリングを施しています。

ボックスには、写真家テリー・オニールによる稀な写真も含んだ48ページのブックも同梱されます

LPボックスセット


以下、海外プレス・リリースより

ザ・ローリング・ストーンズが1960年代に発表した14点のスタジオ・アルバムと、シングル及びEPに収録された楽曲の最高の音質のモノラル・ヴァージョンを纏めたボックス・セット。

CDヴァージョンは15枚組、LPヴァージョンは16枚組でのリリース。
 
ザ・ローリング・ストーンズが1960年代に発表したスタジオ録音曲、そのすべてのモノラル・ヴァージョンを纏めた画期的なボックス・セットが、今年、遂にリリースされる。来たる9月30日、ABKCOレコーズから世界同時発売となるのは、"THE ROLLING STONES IN MONO"と題したLPボックスとCDボックスで、同日、iTunes用にマスタリングされたデジタル音源、ハイレゾ音源(96khz /24 bit、192khz/24 bit、DSDの3種)の配信もスタートする。ボックス・セット収録曲、配信音源の曲数はいずれも186曲で、このうち56トラックはデジタル音源が主流になって以来、公式なカタログから消えた状態が続いていた。

今回のコレクションの収録曲は、"世界最高のロックン・ロール・バンド"が成長の過程にあった1963年から1969年のあいだにレコーディングされている。1960年代はロックやポップスのレコードはまだモノラルが主流で、レコーディングが終わったトラックはまずモノラルにミックスされ、その後、ステレオ・ミックスが作られるというパターンが多かった。端的に言えば、モノラルが圧倒的優位にあった。そしてザ・ローリング・ストーンズのレコードも、この点、例外ではなかった。当時のプレイバック・システムは現代のそれに比較すれば技術的にまだまだ未熟だったが、モノラルにミックスされた音源を、高品質なアンプやスピーカーを使用すると、きわめて力強く、インパクトのあるサウンドで再生することができた。キース・リチャーズの自叙伝"LIFE"には以下のような記述がある。「(モノラル・ミックスを聴くと)まるでその場にいるみたいな気分を味わえた……レコーディングが行われているスタジオで、生の演奏を聴いているような、ありのままのサウンドだ。」また、1995年のローリング・ストーン誌に掲載されたミック・ジャガーのインタビュー記事にはこんなくだりがある。「あのころ、ロック・ミュージックは、本当に生まれたばかりのまったく新しい音楽だった……俺たちがロックを歌い、演奏するようになったころ、まだロックの歴史はまだ10年にも満たなかったんだからね……自分たちは特別――そんな気分だった。あの新しいおもちゃの楽しさを知っている者は世界中に数えるほどしかいなかった。俺たちはそのわずかな人間の一人だったんだからね。"福音的な熱情"ってやつだ。」1964年から1964年のストーンズのレコーディング・セッションでサウンド・エンジニアを務め、モノラルへのミックスダウンを手がけた故デイヴ・ハッシンガーは、以下のように回想している。「あのころの彼らは、いつも(ステージでやるように)全員揃って一斉に演奏していた……パートごとに通して演奏して、気になったところをいろいろなやり方で試してみる。で、どうするか決めたらレコーディングを始める……」

ローリング・ストーン誌のシニア・エディター、デヴィッド・フリックが今回のボックス・セットに寄せた、5000語から成る長文のエッセイには以下のように記されている。「"THE ROLLING STONES IN MONO"には、バンドの騒乱に満ちた歴史の最初の10年が克明に記録されている。しかも新たなリマスターによって、細部まで驚くほど忠実に再現されている……」このデヴィッド・フリッケのライナーノーツの全文は"THE ROLLING STONES IN MONO"のCDヴァージョン、LPヴァージョン双方のブックレットに掲載されている。このブックレットは、高名なフォトグラファー、テリー・オニールが撮影した貴重な写真もふんだんに使用された48ページ/フル・カラーの豪華版で、同サイズの、同じくフル・カラーのオリジナル・ジャケットに収納された15枚のCD(または16枚のLP)と共に特製ボックスに収納されている。

"THE ROLLING STONES IN MONO"のマスタリングは、その手腕を高く評価されているグラミー受賞エンジニア、ボブ・ラドウィッグによってゲイトウェイ・マスタリングで行われた。ラドウィッグはDSD(Direct Stream Digital)マスタリングを採用。オリジナル・アナログ・マスターをDSDに変換し(サンプリング・レート=2,822,400Hz)、マスタリングを行った。LPボックス用のカッティングは、アレックス・ウォートンとショーン・マギーによって、アビイ・ロード・スタジオで行われた。また、このLPボックスには、固有のナンバリングが施されており、収納される16枚のディスクすべてに180g重量盤が採用されている。なお、今回のプロジェクトは、グラミー受賞歴を持つABKCOのチーフ・オーディオ・エンジニア、テリ・ランディの監修の下で進められた。


"THE ROLLING STONES IN MONO"(CD15枚組/LP16枚組)に収録されるアルバムは下記の通りで、これらの収録曲すべてがデジタル配信される。


●『The Rolling Stones in Mono』

1) The Rolling Stones (UK, 1964)
2) 12 X 5 (1964)
3) The Rolling Stones No. 2 (UK, 1965)
4) The Rolling Stones Now! (1965)
5) Out of Our Heads (US, 1965)
6) Out of Our Heads (UK, 1965)
7) December’s Children (And Everybody’s) (1965)
8) Aftermath (UK, 1966)
9) Aftermath (US, 1966)
10) Between the Buttons (UK, 1967)
11) Flowers (1967)
12) Their Satanic Majesties Request (1967)
13) Beggar’s Banquet (1968)
14) Let it Bleed (1969)
15) Stray Cats (シングルのAB面とEPの収録曲で構成された新規編集盤。LPは2枚組)

<Stray Cats収録曲>

1. Come On (single A-side – Decca F.11675, 1963)

2. I Want to Be Loved (single B-side – Decca F.11675, 1963)

3. I Wanna Be Your Man (single A-side – Decca F.11674, 1963)

4. Stoned (single B-side – Decca F.11674, 1963)

5. Fortune Teller (from Saturday Club – Decca LK 4583, 1964)

6. Poison Ivy (from Saturday Club – Decca LK 4583, 1964)

7. Bye Bye Johnny (from The Rolling Stones EP – Decca DFE 8560, 1964)

8. Money (from The Rolling Stones EP – Decca DFE 8560, 1964)

9. Poison Ivy (Version 2) (from The
Rolling Stones EP – Decca DFE 8560, 1964)

10. Not Fade Away (single A-side – Decca F.11845, 1964)

11. I’ve Been Loving You Too Long (from Got Live If You Want It! – London Records LL 3493 (U.S.), 1966)

12. The Under Assistant West Coast Promotion Man (Single Version) (single B-side – Decca F.12220, 1965)

13. 19th Nervous Breakdown (single A-side – London Records 45LON 9823 (U.S.), 1966)

14. Sad Day (single B-side – London Records 45LON 9823 (U.S.), 1966)

15. Con Le Mie Lacrime (single A-side – Decca F.22270 (IT), 1965)

16. Long, Long While (single B-side – Decca F.12395, 1966)

17. Who’s Driving Your Plane? (single B-side – Decca F.12497, 1966)

18. We Love You (Single Version) (single A-side – Decca F.12654, 1967)

19. Dandelion (single B-side – Decca F.12654, 1967)

20. Child of the Moon (single B-side – Decca F.12782, 1968)

21. Jumpin’ Jack Flash (single A-side – Decca F.12782, 1968)

22. Street Fighting Man (Single Version) (single A-side – London Records 45LON 909 (U.S.), 1968)

23. Honky Tonk Women (single A-side – Decca F.12952, 1969)

24. You Can’t Always Get What You Want (Single Version) (single B-side – Decca F.12952, 1969)