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ルー・リードと共に飼っていた愛犬との日々を通して綴るシネマ的エッセイ、ローリー・アンダーソンの映画『Heart of a Dog』が日本公開決定

2016/08/07 02:13掲載
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『ハート・オブ・ドッグ 〜犬が教えてくれた人生の練習〜』 ©2015 Canal Street Communications, Inc
『ハート・オブ・ドッグ 〜犬が教えてくれた人生の練習〜』 ©2015 Canal Street Communications, Inc
ルー・リード(Lou Reed)の妻としても知られる、ニューヨークを拠点に活動する前衛パフォーマンス・アーティスト/ミュージシャンのローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)。アンダーソンが監督・脚本・音楽を手掛けた映画『Heart of a Dog』の日本公開が決定。『ハート・オブ・ドッグ 犬が教えてくれた人生の練習』の邦題で、10月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開されます。

この作品は2012年に制作が始まっていましたが、リードの闘病と死去で中断。その後、リードに捧げる長編映画として完成しています。

映画は、アンダーソンがリードと共に飼っていた愛犬ロラベルとの日々を通して「老いと死」「アメリカの今」を綴ったシネマ的エッセイ。幼い日の記憶、他愛のないビデオ日記、母への複雑な感情、愛する人との別れや思い出の断片が、過去と現在、現実と空想を超えたコラージュのように、ときにユーモラスに、ときに叙情的に描かれています。

映画は、実際の映像とアニメーションを融合させた作品で、アンダーソン自身が朗読を担当。ルー・リードが生前に書きパフォーマンスを行ったナンバー「Turning Time Around」が挿入歌として使われています。

日本版予告編映像あり