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ポール・サイモンが新曲「Cool Papa Bell」を公開

2016/04/28 23:13掲載(Last Update:2016/04/29 16:43)
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Paul Simon / Stranger to Stranger
Paul Simon / Stranger to Stranger
ポール・サイモン(Paul Simon)が新曲「Cool Papa Bell」を公開。試聴可。この曲は新アルバム『Stranger to Stranger』に収録



または


アルバムは日本、海外ともに6月3日発売。リリース元はConcord Records/ユニバーサル・ミュージック。

スタジオ・アルバムの発表は2011年の『So Beautiful or So What』以来、5年ぶり。通算13作目のソロ・アルバム。サイモンと長年の音楽パートナーであるロイ・ハリー(ロイ・ヘイリー)によるプロデュース。ロイはサイモン&ガーファンクル『明日に架ける橋』やサイモンのソロ作『グレイスランド』も手がけた人物

アルバムでは20世紀アメリカの現代作曲家ハリー・パーチの影響を受けパーチ楽器も使用。また、「The Werewolf」「Wristband」「Street Angel」の3曲には新感覚な“アフロ×エレクトロ”な作風が人気のイタリア人プロデューサー/トラックメイカーClap! Clap!が制作に参加しています。

海外では11曲入りの通常盤に加え、ボーナストラック5曲を追加した16曲入りのデラックスエディション、180グラム重量盤アナログ・レコードも発売されます。日本盤は海外デラックスエディションと同じ16曲入り。

以下は以前に公開された映像

「Wristband」のリリックビデオ


以下、プレスリリース(日本語訳)

ポール・サイモンが13枚目のソロ・アルバム『ストレンジャー・トゥ・ストレンジャー』を6月3日にリリースする。

とてもスリリングで、想像力を掻き立てられるようなサウンドに溢れており、これまでサイモンが確立してきたシンガー、そしてソングライターとしての妙義に加え、さらに新しく現代ならではさまざまな事情を髣髴できるような時代背景を映した内容の作品。

本作は2011年リリースで大絶賛された『ソー・ビューティフル・ソー・ホワット』以来5年ぶりの作品。30年前に発表された傑作『グレイスランド』と同じように、ファンの期待を大きく超える作品で、サイモンが勇敢に挑んだ新たな音楽世界にファンを誘ってくれる。
本作からの1stシングル<リストバンド>はこちら。 ⇒ www.paulsimon.com

本作はサイモン自身と長い間音楽パートナーを務めてきたロイ・ヘイリーとの共同プロデュース作品。二人の冒険心は暗い中にもユーモアにあふれた最初の2曲<ザ・ウァーウルフ>と<リストバンド>の2曲体感できる。
「人々の耳に届いたときに、新しい!と実際に感じるものを作りたかったんだ。古くからなじみがあるのと同時に新しい!とも思えるサウンドの音楽、ミステリー感のある音楽をね。」とサイモンはヘイリーとの本作における実験をこのように言及している。

このアルバムのために最初に書かれた曲は、アルバム本編最後に収録の<インソムニアックス・ララバイ>。この曲でサイモンはハリー・パーチ(20世紀のアメリカの現代音楽家/理論学者でカスタム・メイドの楽器やマイクロトーナル・チューニングを見出した)が最初に提唱した音楽の可能性に導かれたそう。パーチの作った“クラウド・チェンバー・ボウル”や“クローメロディオン”など摩訶不思議な独自の楽器の音を録音するため、サイモンはハリー・パーチの楽器のキュレーションをしているニュージャージーのモントクレア州立大学の研究室に自分の機材を持ち込んだという。

サイモンのバンドのパーカッショニストとフラメンコ・ミュージシャンのグループによる実験的セッションが、本作の最初のリズムの基本となっており、<ザ・リヴァーバンク>、<ザ・ウァーウルフ>、<リストバンド>と<ストレンジャー・トゥ・ストレンジャー>の4曲の土台となっているグルーヴを作り出した。

さらに、本作ではイタリアのエレクトロニック・ダンス・ミュージック・アーティストのClap! Clap!(クラップ!クラップ!)も参加。クラップ!クラップ!は彼のアルバム『タイ―・ベッバ』ではアフリカ音楽とEDMの融合を果たしサイモンも称賛するアーティスト。
彼のサウンドは<ザ・ウァーウルフ>、<リストバンド>と<ストリート・エンジェル>の3曲で聴くことができる。

サイモンは言う。「サウンド自体がこのアルバムのテーマなんだ。個々の曲の題材と同じくらいにね。もし聴いてくれた人がそれを感じてくれたらとてもうれしいな。その時代に出るべくして出た曲というのは世代を超えて生き続ける。とても美しいサウンドだったら、それは永遠になるんだよ。」

ポール・サイモンは4月29日にアメリカ・ニューオリンズで行われるジャズ&ヘリテッジ・フェスでのヘッドライナー出演を皮切りに、カナダを含む北米ツアーがスタート、75歳を迎える今年はライヴにもますます積極的!
●『Stranger to Stranger』

1. The Werewolf
2. Wristband
3. The Clock
4. Street Angel
5. Stranger to Stranger
6. In a Parade
7. Proof of Love
8. In the Garden of Edie
9. The Riverbank
10. Cool Papa Bell
11. Insomniac’s Lullaby

12.ホレス・アンド・ピート ※ボーナストラック
13. ダンカン ―ライヴ・フロム・ア・プレイリー・ホーム・コンパニオン ※ボーナストラック
14. リストバンド ―ライヴ・フロム・ア・プレイリー・ホーム・コンパニオン ※ボーナストラック
15. ギター・ピース 3 ※ボーナストラック
16. ニューヨーク・イズ・マイ・ホーム / ディオン&ポール・サイモン ※ボーナストラック