ブラジル・パーカッション界をリードした世界的演奏家、ナナ・ヴァスコンセロス(Nana Vasconcelos)が3月9日、ブラジルのレシフェにある病院にて死去。現地報道によれば、死因は肺がんの合併症のため。71歳でした。
ナナ・ヴァスコンセロスは4月にエグベルト・ジスモンチとの共演による来日公演が予定されていました。来日公演に関しては、後日改めて正式に発表すると説明しています
●来日公演 公式サイト
http://www.shalala.co.jp/gnduo2016/ナナ・ヴァスコンセロス:
1944年、ブラジル北東部レシーフェ生まれ。ブラジルの武道カポエイラで使用する弓型楽器ビリンバウで色彩豊かな表現を可能にし、打楽器の芸術性を高めた世界的パーカッショニスト/ビリンバウ奏者。1972年、ピエール・バルーのプロデュースで1stアルバム『Africadeus』をSARAVAHからリリース。その後、エグベルト・ジスモンチと共にECMからアルバムをリリース。まるで自然を奏でるような独特な世界観が音楽家たちを魅了。共演アーティストには、ミルトン・ナシメント、ドン・チェリー、パット・メセニー、アート・リンゼイ、ポール・サイモン、トーキング・ヘッズ、ブライアン・イーノ、坂本龍一、矢野顕子、日野皓正など多数。現在は、地元のカーニバルの指揮や映画音楽の制作、子供のための音楽プログラムの創作にも取り組んでいる。
共演歴のあるパット・メセニーは追悼コメントを発表しています。
RIP NANA VASCONCELOS It is with great sadness that we acknowledge the passing of percussion great Nana...
Pat Methenyさんの投稿 2016年3月9日