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ブライアン・イーノ 亡くなる7日前にデヴィッド・ボウイから受け取ったメールについて明かす

2016/01/13 01:48掲載(Last Update:2016/01/13 02:17)
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Brian Eno and David Bowie
Brian Eno and David Bowie
ブライアン・イーノ(Brian Eno)デヴィッド・ボウイ(David Bowie)を偲んだ声明をBBCで公開。イーノはボウイが息を引き取る7日前に彼から受け取ったメールの内容を明らかにしています。

デヴィッドがこれまでにやってきた全てがそうであったように、彼の訃報にも本当に驚かされました。大きな裂け目ができてしまったように感じています。

彼とは40年来の仲で、いつも(英コメディアン・コンビ)ピート・アンド・ダッドのような友情を育んできたように思います。

ここ数年は彼がニューヨーク、私がロンドンに住んでいたので、互いの連絡はメールが主でした。メールではいつも最後に仮名で署名していました。ミスター・ショウビズ、ミルトン・キーンズ、ローダ・ボロックス、デューク・オブ・イヤーとか。

今から1年ぐらい前から、彼と一緒に制作した最後のアルバム『Outside』について語るようになっていました。2人ともこの作品はとても好きなのですが、どうも見過ごされている感じがしていたので、私たちはもう一度考え直して、なにか新しいことができないかと話し合っていました。私はそれを楽しみにしていました。

私はデヴィッドから7日前にメールを貰いました。いつものように面白くて、そしてシュールな内容で、言葉遊びなどもあって、私たちがこれまでにしていたものと変わらないものでした。

メールの最後には次のような一文がありました。“ブライアン、今まで楽しい時間をありがとう。この思い出は永遠に朽ちることはないよ”。そして署名は“夜明け(Dawn)”となっていました。私は今、彼がさようならを言っていたのだとわかりました