聴いた猫の77%が好意的な反応を示したという、猫のための音楽アルバム『Music for Cats』。科学的に証明された猫が好む音楽を収めた本作のリリースが正式決定。2016年3月下旬に海外でリリースされます。
アルバムはクラウドファンディングサイトのkickstarterにて制作を支援するキャンペーンが実施され、11月末に目標を達成。アルバムは公式サイトにて販売される予定で、デジタル・ダウンロード版、CD版、CD4枚組のデラックス版が用意されています。またサイトでは4曲がシングル・リリースされています。
この作品を制作したのは、20年以上にわたってワシントン・ナショナル交響楽団でチェロ奏者を務め、メタリカとも共演したこともあるという指揮者/作曲家のデヴィッド・テイエ(David Teie)。デヴィッドは「なぜ音楽は人間の脳に影響を与えるのか?」といった独自の音楽理論を展開している音楽研究者でもあります。そんな彼がウィスコンシン大学の心理学の教授や動物学者とともに猫のための音楽を制作しています。
彼らによれば、音の感覚は人間の場合、子宮にいるときから母親の心臓の鼓動に基づいて発達し始めますが、猫は生まれてから音の感覚を身につけると考えられるようで、鳥の鳴き声や、母親の猫が喉を鳴らすゴロゴロ音、母乳からミルクを飲んでいる時の吸引音などに興味を持つと言われています。
今回、それら猫が興味をそそるであろう音を、猫同士がコミュニケーションに使うピッチとテンポで再現することで、猫のための音楽を制作。アルバムはトータル40分ほどの作品になる模様です。
新曲が一部聴ける新たなプロモーション映像が公開されています
以下は以前に公開された映像
kickstarterキャンペーン時の映像
●『Music for Cats』公式サイト
http://www.musicforcats.com/アルバム・カヴァー