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ジャズ評論家・中山康樹が最後に書き上げた問題提起の書 『ウィントン・マルサリスは本当にジャズを殺したのか?』が発売

2015/07/10 19:22掲載
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ウィントン・マルサリスは本当にジャズを殺したのか?
ウィントン・マルサリスは本当にジャズを殺したのか?
1月に急逝したジャズ評論家・中山康樹の「遺作」。『ウィントン・マルサリスは本当にジャズを殺したのか?』がシンコーミュージックから7月27日発売。「ジャズ史の見直し」を提唱していた中山が、精魂を傾けて最後に書き上げた問題提起の書

以下、インフォメーションより

80年代の幕開けとともに登場した、稀代のトランぺッター=ウィントン・マルサリス。
ジャズ、クラシックといったジャンルを超え、9つのグラミー賞を受賞。また初めてジャズ・ミュージシャンとしてピューリッツァー賞音楽部門も受賞、さらにエリック・クラプトンやウィリー・ネルソンなどともジャンルを超えて共にプレイ。演奏やソングライティングの実力、そして人気も評価も超一流の存在となった。
しかし、ここ日本での評価や人気はそれほど高くはなく、今では「忘れ去られそうな天才ジャズマン」という位置づけになっている。
「スイングジャーナル」編集長時にウィントンを「新伝承派」として猛烈にプッシュした中山康樹は、いま改めてそのキャリアのすべてを生い立ちから検証、ウィントンの魅力と実績を積み上げていく。そして、ウィントンの兄ブランフォードをして「日本人はジャズを理解していない」と言わしめた、その日本人のジャズ観、そしてジャズとの向き合い方にも同時に迫っていく──
●『ウィントン・マルサリスは本当にジャズを殺したのか?』
中山康樹 著/四六判/272頁/本体価格1,800円+税/7月27日発売
ISBN:978-4-401-64173-4