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ディアンジェロ 14年ぶりの新スタジオ・アルバム『Black Messiah』 日本でのCDリリースが決定

2014/12/19 14:28掲載
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D'Angelo and the Vanguard / Black Messiah
D'Angelo and the Vanguard / Black Messiah
ディアンジェロ(D'Angelo)の14年ぶりとなる新スタジオ・アルバム『Black Messiah』。日本でのCDリリースが決定。日本盤は2015年2月4日発売(海外CD版は12月23日)

本作はディアンジェロ&ザ・ヴァンガード(D'Angelo and the Vanguard)名義のアルバムで、スタジオ・アルバムの発表は2000年の『Voodoo』以来。全12曲入り。ザ・ルーツ(The Roots)クエストラヴ(Questlove)ア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe called Quest)のQ-Tip、ピノ・パラディーノ(Pino Palladino)、James Gadson、ファンカデリック/パーラメントのケンドラ・フォスターらが制作に参加しています。なお、今回のアルバムはレコーディングからミキシングに至るまで、ヴィンテージ機材を駆使し、全て完全なるアナログ手法で制作されたとのこと。

以下、ディアンジェロからの声明文

“ブラック・メサイア”は、アルバムに付けるものとしては、とんでもないタイトルだ。容易に誤解を招くであろうし、多くの人は宗教的な事を想像するだろう。人によっては俺が自分自身を“ブラック・メサイア=黒い救世主”と呼んでいるものと決めつけるかもしれない。だが、俺にとってこのタイトルは俺達みんなについての事を意味しているんだ。それはこの世界全体についての事でもあるし、俺達みんなが目指すことのできる考え方を示すものでもあるんだ。俺達は皆、“ブラック・メサイア”になれるように志すべきなんだ。それは、“ファーガソン”(=ミズーリ州セントルイスにあるこの地で今年8月丸腰の黒人少年を郡の警察官が射殺したことをきっかけに起った抗議デモ、暴動について言及している)や、“エジプト”(=’11年に起ったエジプト革命に言及している)や、“ウォール街を占拠せよ”(=’11年にウォール街で起こったアメリカ経済界、政界に対する一連の抗議運動を主催する団体名、またはその合言葉について言及している)その他、これ以上我慢がしがたい状況に対して変化を求めるべく決起している全ての場所の全ての人々についての事なんだ。それは一人のカリスマ性のあるリーダーを称賛するということではなくて、大勢のそういった人々を讃えるということなんだ。このアルバムの全曲が政治的メッセージ色の強いものではないけれど(多くの曲がそうではあるけれども)、このアルバムを“ブラック・メサイア”と呼ぶことがこれらの曲が一番しっくりくる風景を作りだしている。“ブラック・メサイア”は一人の人を示すものではない。それはまとめると、俺達みんながそのリーダーなんだという感覚を示すものなんだ。

https://www.facebook.com/INTSonyMusicJP/posts/799616103417270


以下は以前に公開された音源

「Sugah Daddy」
●『Black Messiah』

01. Ain’t That Easy
02. 1000 Deaths
03. The Charade
04. Sugah Daddy
05. Really Love
06. Back in the Future (Part I)
07. Till It’s Done (Tutu)
08. Prayer
09. Betray My Heart
10. The Door
11. Back in the Future (Part II)
12. Another Life