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漫画家たちのリアルな作画現場に潜入・密着撮影、NHK Eテレ『浦沢直樹の漫勉』が11月8日(土)深夜放送

2014/11/05 22:57掲載
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浦沢直樹
浦沢直樹
漫画家たちのリアルな作画現場に潜入・密着撮影し、漫画誕生までの創造現場の様子を世界の漫画ファンに届ける番組、NHK Eテレ『浦沢直樹の漫勉』が11月8日(土)深夜放送。プレゼンターは浦沢直樹。ゲストはかわぐちかいじ、山下和美。

●NHK Eテレ『浦沢直樹の漫勉』
11月9日(日)午前0時〜1時(土曜深夜)

世界に誇る、日本の“MANGA”文化。それを生み出す漫画家たちの、リアルな作画現場に潜入・密着撮影し、漫画誕生までの創造現場の様子を世界の漫画ファンに届ける番組。プレゼンターは、「YAWARA!」「MONSTER」「20世紀少年」などの大ヒット作を手がけてきた浦沢直樹がつとめる。
日本の漫画家たちは、これまでテレビ撮影を忌避し、その作画の現場は秘められてきた。撮影のためにイラストを制作してもらい、その様子を紹介することはあっても、漫画家が今まさに勝負している作品の制作という繊細な創造現場は、撮影が許されることはほとんどなかった。
この番組では、最新の機材を用いてストレスレスな撮影環境を整え、そんな制作の現場への潜入・密着に成功。漫画ファン垂涎の「漫画誕生」ドキュメント映像を紹介する。今回密着するのは、かわぐちかいじと山下和美の二人。彼らと浦沢直樹が、作画映像を「解析」し、制作手法にまつわる秘伝のワザから、クリエーションの源泉となる知識・視点など、漫画ファンでない一般視聴者にとっても、人生のヒントとなるような「言葉」が次々と飛び出す。

<出演者>
●かわぐちかいじ
「沈黙の艦隊」「太陽の黙示録」などの大ヒット作を持つ、日本を代表する漫画家。その現場へ7時間に渡り密着することに成功した。
1968年にデビューしてから15年近くヒット作が生まれずに苦しんだかわぐちが、大ヒット作を連発するようになったブレイクのきっかけと言える技法、また、無骨なイメージとは異なる、緻密で繊細なかわぐち流の仕事術などが、次々と明らかにされる。

●山下和美
「天才柳沢教授の生活」「不思議な少年」など、独特な作風で熱狂的なファンを持つ女性漫画家。これまでメディアにはほぼ登場せず、漫画ファンからも謎のヴェールに包まれていた山下の作画現場への3日間に渡る密着を敢行した。
撮影することができたのは、山下にとってまったく初めての技法に挑んだページの作画作業。普段使用している紙とペンだけではなく、新しい素材を使っての表現を模索する様子を克明に描く。
1ページを生み出すために全身全霊で苦闘する、漫画制作の息づまる映像をお届けする。

http://www4.nhk.or.jp/P3310/