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ハーレム音楽祭のドキュメンタリー映画『サマー・オブ・ソウル』 ピーター・バラカンによるトークショー開催決定

2021/10/18 18:52掲載(Last Update:2021/10/18 23:45)
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時) © 2021 20th Century Studios. All rights reserved.
サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時) © 2021 20th Century Studios. All rights reserved.
<ウッドストック・フェスティバル>と同じ1969年に、ニューヨーク市マンハッタンのハーレム地区で開催された、“黒いウッドストック”とも呼ばれる音楽フェスティバル<ハーレム・カルチュラル・フェスティバル(Harlem Cultural Festival)>。同フェスを題材にした新作ドキュメンタリー映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)【原題:SUMMER OF SOUL (OR, WHEN THE REVOLUTION COULD NOT BE TELEVISED)】』のピーター・バラカンによるトークショーが開催決定。東京・立川のシネマシティにて10月25日(月)18:20回終映後に行われます。

詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/program/2297/285010

監督はザ・ルーツ(The Roots)クエストラヴ(Questlove)で、長編映画監督デビュー作です。

このフェスティバルでは、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)スライ&ザ・ファミリー・ストーン(Sly and The Family Stone)ニーナ・シモン(Nina Simone)B.B.キング(B.B. King)ザ・ステイプル・シンガーズ(The Staple Singers)などがパフォーマンスを行っています。30万人以上が参加したにもかかわらず、このフェスティバルは当時、メイン・メディアではほとんど取り上げられませんでした。

映画のオープニングによると、このフェスティバルの映像は「地下室で50年間過ごしました。一度も公開されたことがない」という。クエストラヴと彼のプロデューサーチームは45時間以上の映像を発掘してこの映画を制作しています。

この映画では、ニーナ・シモン、B.B.キング、メイヴィス・ステイプルズ、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、スティーヴィー・ワンダーなどの未公開ライヴ・パフォーマンスを含む、同フェスの映像が紹介されています。

この映画はプレミア公開された<サンダンス映画祭>で絶賛され、審査員大賞と観客賞の両方を受賞しています。

クエストラヴはこの映画について<サンダンス映画祭>で公開されたビデオでこう語っています。

「この映画を作っていて最も驚いたのは、このような素晴らしい才能を持った人々が集まり、時間とエネルギーと創造性をこのフェスティバルに捧げているということでした。これはウッドストックが開催される3ヶ月前のことです。 そして、それは記録されたが、終わった時には、ただ、あっという間に終わってしまった。誰も気にかけなかった」

映画評論家のオーウェン・グレイバーマンはこの映画についてこう語っています。

「これは他に類を見ない音楽ドキュメンタリーです。なぜなら、この映画は喜びと激変と魂の誘惑に満ちたコンサート映画だが、この映画が本当に重要なのは、アメリカにおける黒人人生の重要なターニングポイントを描いているからです」

以下は以前に公開された映像

本編クリップ映像「Mongo Style In Harlem」


監督のクエストラヴが本作製作の経緯や当時の時代背景について語る特別映像(日本語字幕付き)


本編クリップ映像「グラディス・ナイト&ザ・ピップス」(日本語字幕付き)


監督を務めたザ・ルーツ(The Roots)クエストラヴ(Questlove)の特別映像(日本語字幕付き)。日本公開へ向けてのメッセージも含まれています


本編クリップ映像「Mongo Santamaría & Style in Harlem Clip」


本編クリップ映像「Musa Jackson & The 5th Dimension Clip」


日本版予告編映像


特別映像「Soul Searching」。監督を務めたザ・ルーツ(The Roots)クエストラヴ(Questlove)のインタビューと、本編映像をフィーチャー


トレーラー映像


ティーザー・トレーラー映像


以下、日本公開決定時のインフォメーションより

●ウッドストックと同じ夏、もう一つの音楽フェスが!

『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』——ウッドストックと同じ1969年の夏、160キロ離れた場所で、もう一つの歴史的な音楽フェスティバルが開催されていました。スティーヴィー・ワンダーや、B.B.キングら、ブラック・ミュージックのスターが集結し、30万人以上が参加したこの夏のフェスの名は、“ハーレム・カルチュラル・フェスティバル”。その映像は、なぜか誰の目にも留まることなくその後約50年も地下室に埋もれたままになっていました。『サマー・オブ・ソウル』は、歴史的映像の驚異の大発掘を経て、アメリカ音楽史のブラック・ヒストリーの柱となることを運命づけられた映画です。

監督の“クエストラブ”は本年度アカデミー賞の音楽監督も務めた話題の人!
この作品で、映画監督として輝かしいデビューを飾ったのは、ヒップホップ界の最重要人物アミール・“クエストラブ”・トンプソン。4度のグラミー賞受賞者であり、220万人のインスタフォロワーを持つ、エミネムやジェイ・Zのプロデューサー。かつ、本年度アカデミー賞長編アニメ映画賞、作曲賞を受賞した『ソウルフル・ワールド』では声優としても出演しているクエストラブ。彼は、1969年当時、まさに頂点を極めようとしていた、黒人の歴史、カルチャー、ファッション、音楽の大々的な発表の場となったこの革命的なフェスティバルの全貌を、重要な記録映像、当時のインタビュー、そして約50年の時を経てこの映像に初めて触れる当時の参加者たちの証言を織り込みながら、パワフルなドキュメンタリー映画として完成させサンダンス映画祭を熱狂させました。“ブラック・ライヴズ・マター”が叫ばれ、アフリカン・アメリカンの歴史と文化に注目が集まる今、埋もれた50年の意味とともに明らかにしていきます。

●スティーヴィー・ワンダーが、B.B.キングが!ブラック・ミュージックのスターが総結集!

出演アーチストは、スティーヴィー・ワンダー、グラディス・ナイト、デヴィッド・ラフィン(exザ・テンプテーションズ)といった当時のヒットチャートを席巻中のモータウン勢から、B.B.キング、ハーヴィー・マン、マックス・ローチなどのブルース、ジャズ勢、さらにマへリア・ジャクソン、ザ・ステイプル・シンガーズ、ザ・エドウィン・ホーキンス・シンガーズといったゴスペルの最高峰から、さらにポップ、ラテン、アフリカまでを俯瞰した、まさにブラック・ミュージックを包括したスターが勢揃い!貴重すぎる音楽体験が味わえます。

●50年の時を超え封印を解かれた、音楽フェスティバルの全貌

才気に満ち溢れた若きスティーヴィー・ワンダー、フェスの1年前に非業の死を遂げたキング牧師に捧げる、ゴスペルの女王マヘリア・ジャクソンとメイヴィス・ステイプルズの、会場を異次元に導く歴史的熱唱、ウッドストックでもベスト・アクトの一つと称された当時人気絶頂のスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンの圧巻のパフォーマンス、そして後世に語り継がれ、聴くものの人生を変えたニーナ・シモンのメッセージ・・・この約50年間、ほぼ完全に未公開だったことが信じられない映像の数々。

■『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
原題:SUMMER OF SOUL (OR, WHEN THE REVOLUTION COULD NOT BE TELEVISED)
監督:アミール・“クエストラブ”・トンプソン
出演:スティーヴィー・ワンダー、B.B.キング、フィフス・ディメンション、ステイプル・シンガーズ、マヘリア・ジャクソン、ハービー・マン、デイヴィッド・ラフィン、グラディス・ナイト&ザ・ピップス、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、モンゴ・サンタマリア、ソニー・シャーロック、アビー・リンカーン、マックス・ローチ、ヒュー・マセケラ、ニーナ・シモンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン  © 2021 20th Century Studios. All rights reserved.
北米公開:2021年7月2日(劇場/Hulu同時公開)
公式サイト:https://searchlightpictures.jp