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亡くなった若い父親の遺灰 参加予定だったフェスの最中 紙吹雪のキャノンで散骨

2021/09/02 14:46掲載
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Ryan Millen/GoFundMe
Ryan Millen/GoFundMe
フェスに参加する前に亡くなった若い父親。残された家族はチケットを第三者に売る際、遺灰の一部をフェスの会場に散骨してほしいと頼む。そうすれば彼は「最後に本当にそこに行った」ことになるから。購入者はこれに同意し、さらに一歩進んで、フェスの主催者と連絡を取り、フェスの最中に遺灰を紙吹雪のキャノンから発射して散骨しています。

英国の新聞Metroによると、亡くなったのはスチュアート・ミッチェルで、今年7月、3歳の息子を残して自ら命を絶ちました。彼はダンスフェスティバル<Creamfields>に参加する予定でした。

彼の家族はチケットを売ることにしました。最終的に購入したライアンとリアム・ミレン夫婦はその悲劇的な状況を知り、「心が揺さぶられた」と語っています。夫婦はスチュアートの写真をあしらった特別な横断幕を用意し、家族が彼に敬意を表するのを支援しました。

スチュアートの父親は、彼らに少し変わったお願いをしていました。それは、息子の遺灰の一部を持っていってフェスティバルの会場に撒いてほしい、というものでした。そうすれば彼は、最後に本当にそこに行ったことになると述べています。

夫婦はこれに同意しましたが、さらに一歩進んで、遺灰を散骨するための特別な方法を手配するために、フェスティバルの主催者と連絡を取ることにしました。

そして、日曜日の夜に行われた<Creamfields>のティエストのヘッドライナー・パフォーマンスの最中、スチュアートの遺灰は紙吹雪のキャノンに入れられ、パーティーに興じる観客に向かって発射されました。

ライアン・ミレンはMetro紙にこう語っています。

「彼の家族、彼の話を聞いてくれた人、横断幕と一緒に写真を撮ってくれた人、そして何よりも、彼の思い出にふさわしい方法で敬意を表してくれたCreamfieldsの制作チームには、言葉では言い表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。

スチュアート・ミッチェル、私たちはあなたの旅の終わりをお手伝いさせていただいたことを光栄に思っています」

ライアンは、スチュアートの追悼のための資金を集めるためにGoFundMeも実施しています。

■GoFundMe
https://www.gofundme.com/f/stuart-mitchell-creamfields-charitymemorial-fund