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ポール・ウェラーの音楽にインスパイアされたモッズ映画『The Pebble and the Boy』が英国公開 予告編映像あり

2021/08/30 19:07掲載
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The Pebble and the Boy
The Pebble and the Boy
ポール・ウェラー(Paul Weller)の音楽にインスパイアされた英国映画『The Pebble and the Boy』は、熱烈なモッズだった亡き父に敬意を表して、モッズの聖地ブライトンを巡礼する青年の物語。パンデミックの影響で、映画の完成と公開が遅れましたが、8月27日にブライトンでプレミア上映され、現在、イギリスの100以上の映画館で上映されています。予告編映像あり。

監督と脚本を務めたのは、英マンチェスターを拠点とするクリス・グリーン。

モッズをテーマにしたこの映画のタイトルは、ポール・ウェラーの2005年のアルバム『As Is Now』に収録されている同名曲に由来しており、映画のサウンドトラックでもウェラーの音楽が重要な役割を果たしています。ザ・ジャム(The Jam)の「Saturday's Kids」、スタイル・カウンシル(Style Council)の「Speak Like A Child」「A Solid Bond In Your Heart」、そして映画のタイトル曲であるウェラーのソロ曲が使用されています。また、サウンドトラックには、モッズバンドのSecret Affair、The Chords、The Electric Starsの楽曲も収録されています。

映画の中ではモッズ・ファッションが重要な位置を占めており、また、映画の重要なシーンは、ブライトンにあるモッズ服のショップ「Quadrophenia Alley」で行われています。

映画にはザ・ストーン・ローゼズ(The Stone Roses)のマニがカメオ出演しています。

この映画は、最近父親を亡くしたマンチェスタ出身のジョン・パーカー(パトリック・マクナミー)という青年が主人公です。ジョンの父親フィルは熱烈なモッズで、葬儀ではスクーターに乗ったモッズたちが霊柩車の後に続き、モッズらしい見送り方を受けていました。フィルがモッズのライフスタイルを送っていたことから、ジョンは父の遺灰を撒くためにブライトンまで足を運ぶことが正しいことだと考えます。ジョンの母親ドーン(クリスティン・トレマルコ)は、それが良いアイデアだとは思わないが、しかし、ジョンの決意は固く、父のスクーターでブライトンに向かうことを決意します。