ストーンヘンジで撮影された最古の家族写真を発掘　発見したのはクイーンのブライアン・メイ

英イングランドにある古代遺跡ストーンヘンジで撮影された最古の家族写真と思われる写真を発掘。発見したのはクイーン（Queen）のブライアン・メイ（Brian May）。自身の立体写真のコレクションの中にありました。

発見された写真は、1860年代に写真家のヘンリー・ブルックスが撮影したもので、彼の家族がストーンヘンジで一日を楽しんでいる様子が収められています。

イングランドの歴史的建造物を保護する目的で英国政府により設立された組織イングリッシュ・ヘリテッジは、ストーンヘンジの初期の写真を探すよう一般の人々に呼びかけたキャンペーン＜Your Stonehenge: 150 Years of Personal Photos＞を立ち上げました。この公募を受けて、ブライアンは自身の立体写真コレクションを探したところ、発見しています。

この写真は、9月末までストーンヘンジ・ビジターセンターのデジタル・ステレオスコープで見ることができます。写真は、ブライアンが演奏する「Who Wants To Live Forever」のピアノ演奏に合わせて、歴史的なストーンヘンジと現代のストーンヘンジの立体写真のショートフィルムを楽しむことができる展示の一部となっています。

ブライアンは「子供の頃、シリアルの箱に入っていたステレオカードを手にして以来、僕はステレオカードに魅了されてきました。これは素晴らしい初期の例で、ストーンヘンジで撮影された最も古い家族写真の1つであるため、胸が躍ります。音楽にのせてみると、より一層の感動があります。少し無声映画のようですが、ストーンヘンジの立体写真を再現して、古い写真に新しい命を吹き込むのはとても楽しいことだと思いました」と話しています。

立体写真（ステレオ写真）は両眼視差を利用して立体視を可能にする写真で、1850年代から1860年代にかけて流行しました。

■イングリッシュ・ヘリテッジによるキャンペーン・ページ
https://www.english-heritage.org.uk/visit/places/stonehenge/things-to-do/exhibitions/yourstonehenge/