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ヨハン・ヨハンソン初長編監督作品『最後にして最初の人類』 日本公開決定 予告編映像あり

2021/04/04 23:42掲載
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最後にして最初の人類
最後にして最初の人類
2018年2月に急逝した、アイスランド出身の作曲家/ミュージシャン/プロデューサー、ヨハン・ヨハンソン(Jóhann Jóhannsson)。彼の初長編監督作品であり、遺作となった映画『Last and First Men』が、『最後にして最初の人類』の邦題で、2021年7月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ他にて全国順次公開されます。予告編映像あり。

『最後にして最初の人類』は、もともとシネマ・コンサートの形式で生上演されていたものがベースとなっています。ヨハンソンが監督した16mmフィルムの映像をスクリーンに投影し、女優のティルダ・スウィントンが朗読を加え、ヨハンソンによるスコアをオーケストラが生演奏するというスタイルです。これをヨハンソンが亡くなった後、16mmフィルムの撮影監督を務めたシュトゥルラ・ブラント・グロヴレンを中心とした参加スタッフが、1本の長編映画として構成。ヨハンソンが目指したアーティスティックなビジョンを損なうことのないよう、2017年7月に行われた英国・マンチェスターでの初演を再現するべく努めて制作。そして、ヨハンソンの死後2年を経て、ヨハンソンの“最後にして最初の長編監督作品”は映画として蘇り、2020年2月のベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映されました。

原作は、英国の哲学者で作家オラフ・ステープルドンの『最後にして最初の人類』(1930年/邦訳は絶版)。20億年先の未来に生きる人類第18世代のひとりが、20世紀に生きる第1世代の私たちにテレパシーで語りかけてくる内容です。

■『最後にして最初の人類』

ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテにて7月23日(金)より全国順次公開

ストーリー:
1920年の初版以来、アーサー・C・クラーク(「2001年宇宙の旅」)等にも大きな影響を与えてきたSF小説の金字塔「最後にして最初の人類」が原作。20億年先の人類から語られる壮大な叙事詩である。全編16mmフィルム撮影された旧ユーゴスラビアに点在する巨大な戦争記念碑<スポメニック>の美しい映像とヨハンソンが奏でるサウンドは未来と宇宙への想像力を掻き立て、観客を時空を超えた時間旅行へと誘う。

公式サイト:
https://synca.jp/johannsson/