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レコードプレーヤー搭載の自動車登場 荒れた路面を走行中でも音飛びせずに再生 レクサスのコンセプトカー

2021/03/25 14:59掲載
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Lexus IS Wax Edition
Lexus IS Wax Edition
12インチのフルサイズレコードが再生可能なレコードプレーヤーが搭載された自動車が登場。トヨタの高級車ブランド「レクサス」は、最新のISセダンをベースにしたコンセプトカー「Wax Edition」を発表しています。荒れた路面を走行中でも音飛びせずに再生できるように設計されています。

ダッシュボードに搭載されたレコードプレーヤーは、ハリウッド映画などでも活躍するクリエイティブスタジオのSCPSが制作。3Dプリンターを使用して作られ、カーボンファイバーとアルミニウム部品で加工されています。

もちろん、路面には段差がありますから、回転するレコードを扱うときには不利になります。しかし、このレコードプレーヤーには回転モーターが搭載されており、レコードの溝に針が当たったときにターンテーブルを安定させ、音飛びを防ぐことができます。また、ISの強化されたサスペンションと微調整されたハンドリングは、スムーズで安定した乗り心地を提供し、これもまたレコードプレーヤーの針が本来の機能を発揮することを可能にしています。

「Wax Edition」は、米国の音楽サイトPitchforkとのパートナーシップのもと、DJ/プロデューサーのマッドリブやアーティスト/プロデューサーのKAYTRANADAの意見を取り入れて制作されています。

マッドリブは「音楽を作るときは、たいていヘッドフォンでやるので、すべてがクリアに聞こえる。今回、それを車に持ち込んでテストした。毎回ね。大きな試練だね。ターンテーブルがレクサスに搭載されるなんて信じられないよ」と、KAYTRANADAは「レクサスがこの車を作りたいと言ったとき、それが可能だとは思わなかった。車の中でレコードが流れているのを見たり聞いたりできるのは素晴らしいことだ」とそれぞれコメントしています。

残念ながら、この「Wax Edition」は今のところコンセプトモデルであり、販売はされませんが、今後のレクサスのイベントで展示される予定です。

レクサスのマーケティング担当副社長であるVinay Shahaniは「最高の音質を追求するためにに全力を尽くすオーディオファンのように、私たちは2021年の新型レクサスISを最高のスポーツセダンとして表現するために全力を尽くしました。レクサスのIS Wax Editionは、私たちの情熱の究極の融合を象徴するもので、レコードとクルマを新鮮な方法で結びつけています」と述べています。