HOME > ニュース >

ポール・ギルバート 新ソロ・アルバム『Werewolves of Portland』を6月発売

2021/03/12 15:02掲載(Last Update:2021/04/13 14:14)
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
このニュースの他の関連写真
Paul Gilbert / Werewolves of Portland
MR.BIGなどでの活躍でも知られるギタリストのポール・ギルバート(Paul Gilbert)は新ソロ・アルバム『Werewolves of Portland』を海外で6月4日、日本で6月2日に発売。日本盤CDボーナス・トラックあり。リリース元は海外はThe Players Club、日本はソニーミュージック。

通算16作目のソロ・スタジオ・フル・アルバム。今回のアルバムは、彼のギター演奏力を再び示すだけでなく、マルチ・インストゥルメンタリストとしての力も発揮されており、ギルバートはアルバムに収録されるすべての楽器を演奏したと語っています。

このアルバムは、共同プロデューサー兼エンジニアのKevin Hahnと共にポートランドのOpal Studioにて、ギルバートのお気に入りのギターを使ってレコーディングされました。

「最近、ビンテージのアイバニーズ・ギターを集めているんだ。70年代、80年代、90年代のIbanez Artist、Roadstar II、Ghostriderなどのモデルを買ったんだ。60年代のEpiphone Olympicも購入して改造したよ」。

アルバムから3曲が5月19日に先行配信されます。

このアルバムから「Argument About Pie」のアニメーション・ミュージックビデオが公開されています



以下、日本盤インフォメーションより

当初昨年の春に他のミュージシャンとレコーディング予定だったが、コロナ禍のロックダウンのため全て保留に。その後もロックダウンが延々と続く中、他の方法でアルバムを作る方法はないものかと考えるようになり、そこで今作ではギターのみならず、ドラム、ベース、キーボードなど全ての楽器をポール自ら演奏。またインストゥルメンタル作品でありながら、全ての楽曲にポール自身による歌詞が存在している。その点についてポールは「ソングライティングの大半は、歌うことから始まったんだ。短い歌詞を書いてから色んな歌い方をして、どんなメロディが出てくるか様子を見た。頭の中でぐるぐる回るほど強力なメロディだったら、ギターを手に取って、コードやグルーヴを考え出したんだ。」と述べている。

このような制作過程についても「自分のギターを"声"としてこれらのメロディを演奏することは本当に喜びを感じたね。僕のヴォーカリストとしての制約すべてが取り除かれたんだ。ギターなら高い音も出せるしね!声のために書かれたメロディには(息継ぎのための)間(ま)が入っている。僕はギターを弾くときにその間が残っているサウンドがとても気に入っている。僕みたいな「シュレッダー」(訳注:速弾きする人のこと)にとって、間があるというのはびっくりするような発見に繋がることもあるんだ!」と語り、まさに彼の新境地ともいえる制作過程が垣間見える。
■『Werewolves of Portland』

1. ハロー!ノース・ダコタ! | Hello! North Dakota!
2. マイ・グッドネス | My Goodness
3. ウェアウルヴス・オブ・ポートランド | Werewolves Of Portland
4. プロフェッサーシップ・アット・ザ・レニングラード・コンサーヴァトリー
| Professorship At The Leningrad Conservatory
5. アーギュメント・アバウト・パイ | Argument About Pie
6. ミーニングフル | Meaningful
7. アイ・ワナ・クライ(イーヴン・ゾウ・アイ・エイント・サッド) | I Wanna Cry (Even Though I Ain't Sad)
8. ア・サンダラス・オヴェーション・シュック・ザ・カラムズ | A Thunderous Ovation Shook The Columns
9.プロブレム・ソルヴィング・ピープル | Problem-Solving People
10. (ユー・ウッド・ノット・ビー・エイブル・トゥ・ハンドル)ホワット・アイ・ハンドル・エヴリデイ
| (You Would Not Be Able to Handle) What I Handle Everyday
11. ヤング・ギター・ピープル | Young Guitar People ※日本盤CDボーナス・トラック