全米レコード協会(RIAA)は、2020年の米レコード音楽業界の状況を調査した新しいレポートを発表。
新型コロナウイルスの世界的大流行にもかかわらず、ここ数年の傾向は続いています。ストリーミングの売上は13.4%増で、2019年の89億ドルに対して2020年は101億ドル(約1兆766億5495万円)を生み出し、米レコード業界の総収入の83%を占めています。
アナログレコードの売上も増え続けており、2019年の4億7950万ドルに対して29.2%増の6億1960万ドルとなっています。
アナログレコードの売上増は、CDの売上の継続的な減少を補い、すべてのフィジカル・メディアの売上は、0.5%の減少にとどまりました。
音楽ダウンロードも引き続き減少傾向にあり、2019年の8億2280万ドルに対して2020年は18%減の6億7440万ドルとなっています。
RIAAのレポートは、ストリーミングが業界を5年連続で成長させ、2020年の米レコード音楽業界全体の売上は9.2%増の122億ドルに達したと報告しています。
■レポート全文
https://www.riaa.com/wp-content/uploads/2021/02/2020-Year-End-Music-Industry-Revenue-Report.pdf