スージー・クアトロ　お気に入りのアルバムであるボブ・ディラン『Blonde on Blonde』について語る

スージー・クアトロ（Suzi Quatro）はお気に入りのアルバムとして、ボブ・ディラン（Bob Dylan）の『Blonde on Blonde』について語っています。米国の新聞The Village Voice企画

「好きなアルバムを一つ選ぶのはとても難しいのですが、立ち止まって考えてみると、これは今でも聴いているアルバムです。

ボブ・ディランを知ったのは14歳の時だった。私たちは、デトロイトのチェス・メイトというクラブに、ブルース・マグースというニューヨークの素晴らしいサイケデリック・バンドを見に行きました。ライヴが終わった後にベーシストと話していたら（私は最初のバンドでベースを弾き始めたばかりでした）、彼がこのアルバムを弾いてくれた。私は完全に恋に落ちた。ディランの多くの曲と同様に、どの曲も、ユニークなアイデア、珍しい形の韻、過激で、感動的で、辛辣で、面白い。私を恥ずかしげもなく泣かせた。彼は“Blowing in the Wind”のような真実を語っている...私はディランの熱狂的な愛好者で、今までもこれからもずっとそうです」

収録曲の中で注目すべき曲として以下を挙げています。

「●“Rainy Day Women No. 12 & 35”
なんて気持ちいい時間、幸せな、でも...メッセージに耳を傾けてみてください - 社会があなたが異なる場合、あなたを受け入れていないことについてです。

●“I Want You”
彼の声をよく真似している私のパーティーソングです。これは私の最高の努力の一つ。この曲でディランの泣き言モードに入ります

●“Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again”
私のトップ・ソング。地下室の寝室でこの曲をノンストップで聴きました。歌詞を掘り下げて意味を探ったり、毎回違う “oooooooooooh mama”の言い方がとても好きでした。この曲は永遠に私のDNAの中にあります。

●“Leopard-Skin Pill-Box Ha”
私はアルバム『No Control』のボーナストラックとしてこの曲をカヴァーしました。この曲は素晴らしい曲ですが、それは見た目とは「違う」ものです。行間を読む必要があります。実はかなり失礼です！

●“Just Like a Woman”
これもアルバム『Quatro, Scott and Powell』でカヴァーしたことがあります。ほとんどの人に、これまでで最高のヴォーカルだと言われています。まあ、これだけ曲を愛していると、素晴らしく歌えるでしょうね。 私はこの曲のメッセージが大好きです。100万パーセント私のものだわ。 私はただ、彼がロマンチストなのか理解できないし、腹を立てた部分もある。でも彼が大好きです。私たちはどちらも双子座で、歌詞と極端な感情の二分法が大好きです。双子座の人は簡単に惰性で進むことはできないのよ」