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アニマルズのオリジナル・ギタリスト、ヒルトン・ヴァレンタインが死去

2021/01/30 12:02掲載(Last Update:2021/01/30 12:29)
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Hilton Valentine
Hilton Valentine
アニマルズ(The Animals)の創設メンバーでオリジナル・ギタリストのヒルトン・ヴァレンタイン(Hilton Valentine)が1月29日に死去。ABKCO Music & Recordsが発表。死因は明らかにされていません。77歳でした。



ヒルトン・ヴァレンタインは1943年、イギリスのノーサンバーランドにあるノースシールズで生まれる。13歳でギターを手にした彼は、1950年代のスキッフル・ブームの影響を受ける。ヒルトンは地元でスキッフルグループ、The Heppersを結成。その後、このバンドはロックンロールバンド、The Wildcatsに。

1963年、エリック・バードン、アラン・プライス、チャス・チャンドラー、ジョン・スティールと共にアニマルズを結成。「The House Of The Rising Sun(邦題:朝日のあたる家)」「We Gotta Get out of This Place (邦題:朝日のない街)」「Don’t Let Me Be Misunderstood」「It’s My Life」など多くのヒット曲/名曲を生み出し、1960年代にブリティッシュ・インヴェイジョンを代表するバンドとして活躍した。

ヒルトンは1966年にアニマルズを去るが、何度かの再結成で元バンドメンバーと再会した。オリジナル・ラインナップのバンドは1994年にロックの殿堂入りを果たした。

エリック・バードは最近のGuitar Internationalのインタビューの中でヒルトンがバンドに与えた影響について話していた。「初期のアニマルズをロック・バンドにしたのはヒルトンだったんだ。彼を見つけるまでロックの要素がバンドにあったとは思わない」「当時、ヒルトンはロックンロールを演奏していただけではなく、ロックンロールそのもののように見えたんだ。脂ぎったモップの髪を後ろで梳かして、安っぽい革ジャンを着て、ウィンクルピッカーの靴を履いて、黒いジーンズを履いて、笑顔でエコープレックスを弾いていた男がいたんだ」