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スティーヴ・ヴァイ 自身にとっての最悪のライヴについて語る フランク・ザッパ80年ツアー

2021/01/27 16:37掲載
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Steve Vai
Steve Vai
スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)は、自身にとっての最悪のライヴについて語っています。Riffs, Beards & Gearのインタビュー企画。1980年、20歳の時にフランク・ザッパ(Frank Zappa)のサイドマンとして人生初めてのツアーに参加したヴァイは、演奏するのに必要な音楽的能力をすべて備えていましたが、ツアーを乗り切るための力はなく、最初の1週間ほどで「最悪のライヴ」を体験しています。

「どうやればいのか、どうやってツアーを過ごせばいいのかわからなかったんだ」「夜更かしをしていたし、食事もろくにしていなかったし、睡眠もあまりとっていなかった。ツアー中はそれではうまくいかない」

ツアー開始から1週間ほど経った日、その時は夏で、会場は古い建物で、フランク・ザッパは2時間半のセットを2回予約されていました。

「ステージの上は120度で、とても気分が悪かった。ショーをしなければならない...が、できない...ぼうっとしていたい...僕は台車に乗せられて、ひもで縛り付けられて、ステージに出されて、キーボード奏者のトミー・マーズの隣に寄りかかるようにいた。着ていたのはカットオフのジーンズのショートパンツとバケツだけだった」

「ショーの間はずっと吐いていただけでなく、お尻からも吐き出していたので、楽しくなかった。そこでは、あらゆる種類の体液に浸っていた。ギターを見るには、ゆっくりと頭を動かさなければならなかった。もし早く頭を動かしていたら、倒れていただろうからね」

ヴァイは自分のパートに集中できたおかげで、当日は「問題なく演奏できた」と言っています。しかし、ショーの後でザッパに会ったとき、ヴァイは自分が家に帰されることを確信していました。

「僕は彼を見て緊張状態のようになった。フランクは“ヘイ、君は初めてツアーに参加した人みたいだな”と言ったんだ(笑)」